恋人、幼馴染み、同級生。いろんなシチュエーションあります。
不器用な誘い方
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「ちょ、さあ。このマッチで誰が一番キル出来るが勝負しよ」
『えぇ…私それ全然自信ないんだけど』
「もし葛葉が最下位だったらどうする?」
「それは考えてないけど、まぁ、あれじゃね。負けた奴が勝った奴の言う事を聞くっての」
「これ一択っしょ〜」なんてヘラヘラした声を聞きながらマッチが始まる。
私は彼らと同じくライバーをしている。ちょこちょこと一緒にコラボしたりして仲が良いって評判(笑)の3人、だと思ってる。エゴサした時もそんな変な事は言われてなかった…はず。
今は裏でちょっとなんかやろうぜって事で某レジェンドのゲームを始めた所。こんな提案されるなんて思ってなかったけど。
「おい!!カバー!カバー!カバー!」
『今行く、ジブ紫40…あ、シールド割れた!」
「じゃ僕詰めてヘイト買うからなまえさんと葛葉一旦引いて回復入れていいよ」
『りょーかい、任せた』
「…いや、俺も行くわ」
「あ、じゃあ、葛葉行くならなまえさんは漁夫警戒してもらって」
『おっけい!』
一人、また一人とキルを取りキル勝負してる事なんて忘れてるんじゃないかってくらい夢中になってたら、いつの間にかチャンピオンになってた。
『やったー!チャンピオン!初戦からこれは幸先良いですね!』
「うわ、マジかよ。叶に負けたわ〜」
『…ん?』
「じゃあ、葛葉となまえさんには僕のお願い聞いてもらわないと。何しようかなぁ…」
そういえば最初そんな事話してたな…なんて思い出した時にはあの時キルムーブしとけば!なんて後悔。
私と葛葉くんは同じ3キルで叶くんが少し多く5キルしていた。
『そういえば…あー、忘れてたなあ…無茶振りは嫌ですよ』
「え〜?あ、てか僕トイレ行ってくる」
急にミュートになって居なくなる叶くん。
「はぁ…」なんて悔しそうなため息が聞こえた。そんなに悔しかったのかな。
『やっぱ叶くん上手いね、あと少しだったのに』
「あー、納得いかねー。くっそ〜…自信あったんだけどなぁ」
『葛葉くんが一番だったら何お願いしたかったの?』
「いやさ、お前が最下位なのは分かってたから俺が勝って後で言いたかったんだけど」
『サラッとまあ、なんて事を。で?なになに?』
「…いや、なんて言うか…なまえと歌の動画とか、コラボで、出したいとか…思ったりしてたんすけど」
『いいじゃん!普通に誘ってくれたら良いのに。他には誰誘う?やっぱり叶くん?』
「いや、俺とお前の2人で良くね」
『っ…葛葉くんが、良いなら…全然…』
「…なに、もしかして照れてんの?」
『うるっさいなあ!曲決めはまた今度ちゃんとしようね』
「おー。連絡するわ」
会話が無くなりシーンと鎮まりかえった空間。
急に決まった事で色々報告しなきゃ…なんてグルグル考える。
「2人がいい」なんてちょっとズルい。うるさい心臓の音が彼に聴こえそうで、早く叶くんが帰ってくるのを心より願って居ると、「ただいま〜」と安心する声が聞こえた。
「え、なに。会話ないじゃん。不仲?」
「は?ちげーし」
『丁度終わった所だったんですー』
「ふ〜ん。あ、でさぁ、さっきのお願いなんだけど〜…」
いつか3人でオフコラボしよう。なんて事だったんだけど、それはまあ、いつかのお話。
そして、葛葉くんと私の歌動画が出たのはその1ヶ月後で。その後に実はあの時の会話を叶くんが「実はさぁ、あの時トイレから帰って来てて。2人の会話聞いてたんだよね」なんて暴露されたのは、恥ずかしかった。
『えぇ…私それ全然自信ないんだけど』
「もし葛葉が最下位だったらどうする?」
「それは考えてないけど、まぁ、あれじゃね。負けた奴が勝った奴の言う事を聞くっての」
「これ一択っしょ〜」なんてヘラヘラした声を聞きながらマッチが始まる。
私は彼らと同じくライバーをしている。ちょこちょこと一緒にコラボしたりして仲が良いって評判(笑)の3人、だと思ってる。エゴサした時もそんな変な事は言われてなかった…はず。
今は裏でちょっとなんかやろうぜって事で某レジェンドのゲームを始めた所。こんな提案されるなんて思ってなかったけど。
「おい!!カバー!カバー!カバー!」
『今行く、ジブ紫40…あ、シールド割れた!」
「じゃ僕詰めてヘイト買うからなまえさんと葛葉一旦引いて回復入れていいよ」
『りょーかい、任せた』
「…いや、俺も行くわ」
「あ、じゃあ、葛葉行くならなまえさんは漁夫警戒してもらって」
『おっけい!』
一人、また一人とキルを取りキル勝負してる事なんて忘れてるんじゃないかってくらい夢中になってたら、いつの間にかチャンピオンになってた。
『やったー!チャンピオン!初戦からこれは幸先良いですね!』
「うわ、マジかよ。叶に負けたわ〜」
『…ん?』
「じゃあ、葛葉となまえさんには僕のお願い聞いてもらわないと。何しようかなぁ…」
そういえば最初そんな事話してたな…なんて思い出した時にはあの時キルムーブしとけば!なんて後悔。
私と葛葉くんは同じ3キルで叶くんが少し多く5キルしていた。
『そういえば…あー、忘れてたなあ…無茶振りは嫌ですよ』
「え〜?あ、てか僕トイレ行ってくる」
急にミュートになって居なくなる叶くん。
「はぁ…」なんて悔しそうなため息が聞こえた。そんなに悔しかったのかな。
『やっぱ叶くん上手いね、あと少しだったのに』
「あー、納得いかねー。くっそ〜…自信あったんだけどなぁ」
『葛葉くんが一番だったら何お願いしたかったの?』
「いやさ、お前が最下位なのは分かってたから俺が勝って後で言いたかったんだけど」
『サラッとまあ、なんて事を。で?なになに?』
「…いや、なんて言うか…なまえと歌の動画とか、コラボで、出したいとか…思ったりしてたんすけど」
『いいじゃん!普通に誘ってくれたら良いのに。他には誰誘う?やっぱり叶くん?』
「いや、俺とお前の2人で良くね」
『っ…葛葉くんが、良いなら…全然…』
「…なに、もしかして照れてんの?」
『うるっさいなあ!曲決めはまた今度ちゃんとしようね』
「おー。連絡するわ」
会話が無くなりシーンと鎮まりかえった空間。
急に決まった事で色々報告しなきゃ…なんてグルグル考える。
「2人がいい」なんてちょっとズルい。うるさい心臓の音が彼に聴こえそうで、早く叶くんが帰ってくるのを心より願って居ると、「ただいま〜」と安心する声が聞こえた。
「え、なに。会話ないじゃん。不仲?」
「は?ちげーし」
『丁度終わった所だったんですー』
「ふ〜ん。あ、でさぁ、さっきのお願いなんだけど〜…」
いつか3人でオフコラボしよう。なんて事だったんだけど、それはまあ、いつかのお話。
そして、葛葉くんと私の歌動画が出たのはその1ヶ月後で。その後に実はあの時の会話を叶くんが「実はさぁ、あの時トイレから帰って来てて。2人の会話聞いてたんだよね」なんて暴露されたのは、恥ずかしかった。
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