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「日本警察から連絡が入ってます」
もう荷物を運び終えたのか、ワタリも捜査本部の部屋へと顔を出した。
「犯人側からの要求は2点、1つはLを連れてくる事。二つ目はキラの能力を渡せーーと」
「犯人は警察にそれを要求したんですか?」
「さて、私もまだ詳しくは伺っておりません。Lにも伝えてほしいと、警察庁長官が。恐らく此方の出方を伺っておられるのでしょう」
ふと、ため息をついて此方を振り返ったエルがテレビをつけながらソファーに飛び乗る。
テレビの画面に映し出されて居るのは、病院、百貨店、だけでなく学校や商社ビルなどいくつもの場所が爆破されている様子だった。
「爆破のあったすべての場所に滞在して居る人々が人質って訳ね?
Lとして犯人側の要求に応えることは可能だけど……
私たちはデスノートを持って居ないからキラの能力を渡すことは不可能。
それにしても、キラ信者の過激派の中にはかなり地位のある人が居るね。
要求の中ではキラの能力と言っているけれど、DEATH NOTEの存在を知っていると見て間違いないと思う」
エルの隣に座って携帯を弄びながら考える。
「日本警察の一部の人と、一部の政治家はノートの存在を知っているでしょうね。FBIにも報告を上げてありますし、横のつながりを考えればかなりの人数が、ノートの存在を知っている事になります」
電源の入ったモニターに警察関係者、FBI、政財界の要人の顔写真と、データが映される。
「この中の1人、若しくは複数人が裏で糸を引いているとみて間違いないだろうね」
「そうですね。ワタリキラ信者の過激派の名簿は手に入ったか?」
「氏名と生年月日、住所まではデータが有りますが、まだ顔写真等は手に入って無い人の方が多い状態のもので宜しければ」
ワタリの言葉に頷いたエルがパソコンのファイルを開く。
「シキ」
「ん。照合する」
「シキ、無理はしないでください。辛くなったら休憩をして下さいね」
「ん」
既にモニターを見比べ始めている為生返事を返す。
「ワタリ、私たちは爆破のあった施設の関係者と、キラ信者過激派を洗います。ハッキングしても関係者を洗い出せない先は指示を出す、そこからは、ワタリ頼む」
頷いたワタリが頷くと、帽子を目深に被って部屋の外へと出てゆく。
「そう言えば、メロから連絡が入って居ましたっけね」
各施設の職員名簿から手をつけたらしいエルが思い出した様にいう。
エルはその長い腕を伸ばして、隣のモニターを立ち上げワイミーズハウスに繋いだ。勿論双方モニターに映るのはLのロゴとワイミーズハウスの紋章だ。
『 ! ご無事でしたか』
「メロはそこに居ますか? ロジャー」
『いえ、今は弥さんを夜神さんの務める農園に送りに行っています。そうですね、もうついた頃合いだと思いますが』
「そうですか、此方は無事ですから心配しない様に。そして月君が余計なことをしないように見張っている様にとメロとマットに伝えて下さい」
ロジャーと話をしながらも気になった人物の名前や来歴を挙げているエル。
それらの人物と、キラ信者過激派の関係性の有無を確認してゆく。
ロジャーとの通信を切ったエルが作業速度を上げる。
「予想はしていましたが、洗い出しだけでかなり時間がかかります。何せ対象者が多すぎますからね……」
「ニアや駿河さんが現地で何か見つけてくれると良いんだけどね」
もう荷物を運び終えたのか、ワタリも捜査本部の部屋へと顔を出した。
「犯人側からの要求は2点、1つはLを連れてくる事。二つ目はキラの能力を渡せーーと」
「犯人は警察にそれを要求したんですか?」
「さて、私もまだ詳しくは伺っておりません。Lにも伝えてほしいと、警察庁長官が。恐らく此方の出方を伺っておられるのでしょう」
ふと、ため息をついて此方を振り返ったエルがテレビをつけながらソファーに飛び乗る。
テレビの画面に映し出されて居るのは、病院、百貨店、だけでなく学校や商社ビルなどいくつもの場所が爆破されている様子だった。
「爆破のあったすべての場所に滞在して居る人々が人質って訳ね?
Lとして犯人側の要求に応えることは可能だけど……
私たちはデスノートを持って居ないからキラの能力を渡すことは不可能。
それにしても、キラ信者の過激派の中にはかなり地位のある人が居るね。
要求の中ではキラの能力と言っているけれど、DEATH NOTEの存在を知っていると見て間違いないと思う」
エルの隣に座って携帯を弄びながら考える。
「日本警察の一部の人と、一部の政治家はノートの存在を知っているでしょうね。FBIにも報告を上げてありますし、横のつながりを考えればかなりの人数が、ノートの存在を知っている事になります」
電源の入ったモニターに警察関係者、FBI、政財界の要人の顔写真と、データが映される。
「この中の1人、若しくは複数人が裏で糸を引いているとみて間違いないだろうね」
「そうですね。ワタリキラ信者の過激派の名簿は手に入ったか?」
「氏名と生年月日、住所まではデータが有りますが、まだ顔写真等は手に入って無い人の方が多い状態のもので宜しければ」
ワタリの言葉に頷いたエルがパソコンのファイルを開く。
「シキ」
「ん。照合する」
「シキ、無理はしないでください。辛くなったら休憩をして下さいね」
「ん」
既にモニターを見比べ始めている為生返事を返す。
「ワタリ、私たちは爆破のあった施設の関係者と、キラ信者過激派を洗います。ハッキングしても関係者を洗い出せない先は指示を出す、そこからは、ワタリ頼む」
頷いたワタリが頷くと、帽子を目深に被って部屋の外へと出てゆく。
「そう言えば、メロから連絡が入って居ましたっけね」
各施設の職員名簿から手をつけたらしいエルが思い出した様にいう。
エルはその長い腕を伸ばして、隣のモニターを立ち上げワイミーズハウスに繋いだ。勿論双方モニターに映るのはLのロゴとワイミーズハウスの紋章だ。
『 ! ご無事でしたか』
「メロはそこに居ますか? ロジャー」
『いえ、今は弥さんを夜神さんの務める農園に送りに行っています。そうですね、もうついた頃合いだと思いますが』
「そうですか、此方は無事ですから心配しない様に。そして月君が余計なことをしないように見張っている様にとメロとマットに伝えて下さい」
ロジャーと話をしながらも気になった人物の名前や来歴を挙げているエル。
それらの人物と、キラ信者過激派の関係性の有無を確認してゆく。
ロジャーとの通信を切ったエルが作業速度を上げる。
「予想はしていましたが、洗い出しだけでかなり時間がかかります。何せ対象者が多すぎますからね……」
「ニアや駿河さんが現地で何か見つけてくれると良いんだけどね」