Light a signal fire
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子供達とニア、そしてお目付役として駿河さんが観光に出ている間、エルとワタリとのんびりとお茶をして居た。
話題はサクラTVとキラの事になり、エルがワタリにキラ信者の動きに注意を払う様に伝えた次の瞬間、ドンと言う爆発音と共に軽く建物が揺れる。
平和な日本では珍しいその音に、瞬時に反応したエルに抱え込まれる。
暫く地鳴りの様な音を響かせて居たそれが止まるのと同時に、フロントからの内線電話に出たワタリが、此方には問題ないことを告げ電話を切った。
「エル、シキ、この建物でなはい様です」
告げたワタリの視線が大きな窓の外を見ている。
素早く動いたエルがカーテンの影から外を確認する。
「ワタリ地図を」
机の上に転がって居た観光用の地図を広げたワタリ。エルはそれと窓の外に見える白煙を見比べながらその長い指である一点を指し示す。
「病院? ここって、夜神さんが倒れた時運び込まれた病院でしょう? かなり大きな病院だけれど……爆発する様な設備は無いはず」
「方向と距離から見て爆発はこの辺りかと思います」
ワタリがテレビを付けると臨時ニュースのテロップが流れた。
「当たりのようね」
「そうですね……」
エルと一瞬視線を交える。頷き合った私たちはそれぞれに動き出した。
「駿河さん。今すぐホテルを変えます。移動先は取り敢えず、旧キラ捜査本部のビルにします。いまのホテルは爆発があった病院に近すぎるので……えぇ、これからワタリと直ぐに移動するので、そちらも直ぐに旧キラ捜査本部のビルに合流してください」
駿河さんに電話をかけるエル。私は荷物を纏めながらパソコンの電源を落としてコードをまとめる。
「ワタリ、チェックアウトの手続きと、移動の準備を」
付けたままのテレビからは、報道ヘリが捉えた映像が映し出されている。
飲みかけの紅茶を煽ったエルが今日三つ目のケーキを手づかみで流し込んでいる。
その目は未だに煙を上げている病院の映像を睨みつけて居た。
「国際的なテロ組織の仕業でしょうか?」
ワタリの問いに否と答えかけてとまる。
「そう、ある意味テロ組織の様なものかもしれないね」
「キラ信者の過激派の可能性が68%です」
「このタイミングでで事を起こしたとなれば、Lに喧嘩を売っていると見てもいいと思う」
未だに病院を映し続けているテレビを消して、部屋を出る。最上階スイートから地下駐車場直通のエレベーターに乗り込む。
「キラ信者とは謳って居ますがその過激派の中にはキラの能力を手にしたい者たちもかなりの数存在しています」
ワタリの運転する車に乗り込んだエルは早速シートに足を乗り上げていつもの座り方をする。
「売られた喧嘩は買います。…… シキ、良いですか?」
何処か遠慮がちに此方を伺うエルに笑う。
「元からそのつもりだよ」
「シキ、さては中々やる気ですね? L の顔をして居ます」
エルの指摘にさらに笑みを深める。
「そろそろ復活の狼煙を上げなきゃと思ってね」
話題はサクラTVとキラの事になり、エルがワタリにキラ信者の動きに注意を払う様に伝えた次の瞬間、ドンと言う爆発音と共に軽く建物が揺れる。
平和な日本では珍しいその音に、瞬時に反応したエルに抱え込まれる。
暫く地鳴りの様な音を響かせて居たそれが止まるのと同時に、フロントからの内線電話に出たワタリが、此方には問題ないことを告げ電話を切った。
「エル、シキ、この建物でなはい様です」
告げたワタリの視線が大きな窓の外を見ている。
素早く動いたエルがカーテンの影から外を確認する。
「ワタリ地図を」
机の上に転がって居た観光用の地図を広げたワタリ。エルはそれと窓の外に見える白煙を見比べながらその長い指である一点を指し示す。
「病院? ここって、夜神さんが倒れた時運び込まれた病院でしょう? かなり大きな病院だけれど……爆発する様な設備は無いはず」
「方向と距離から見て爆発はこの辺りかと思います」
ワタリがテレビを付けると臨時ニュースのテロップが流れた。
「当たりのようね」
「そうですね……」
エルと一瞬視線を交える。頷き合った私たちはそれぞれに動き出した。
「駿河さん。今すぐホテルを変えます。移動先は取り敢えず、旧キラ捜査本部のビルにします。いまのホテルは爆発があった病院に近すぎるので……えぇ、これからワタリと直ぐに移動するので、そちらも直ぐに旧キラ捜査本部のビルに合流してください」
駿河さんに電話をかけるエル。私は荷物を纏めながらパソコンの電源を落としてコードをまとめる。
「ワタリ、チェックアウトの手続きと、移動の準備を」
付けたままのテレビからは、報道ヘリが捉えた映像が映し出されている。
飲みかけの紅茶を煽ったエルが今日三つ目のケーキを手づかみで流し込んでいる。
その目は未だに煙を上げている病院の映像を睨みつけて居た。
「国際的なテロ組織の仕業でしょうか?」
ワタリの問いに否と答えかけてとまる。
「そう、ある意味テロ組織の様なものかもしれないね」
「キラ信者の過激派の可能性が68%です」
「このタイミングでで事を起こしたとなれば、Lに喧嘩を売っていると見てもいいと思う」
未だに病院を映し続けているテレビを消して、部屋を出る。最上階スイートから地下駐車場直通のエレベーターに乗り込む。
「キラ信者とは謳って居ますがその過激派の中にはキラの能力を手にしたい者たちもかなりの数存在しています」
ワタリの運転する車に乗り込んだエルは早速シートに足を乗り上げていつもの座り方をする。
「売られた喧嘩は買います。…… シキ、良いですか?」
何処か遠慮がちに此方を伺うエルに笑う。
「元からそのつもりだよ」
「シキ、さては中々やる気ですね? L の顔をして居ます」
エルの指摘にさらに笑みを深める。
「そろそろ復活の狼煙を上げなきゃと思ってね」