日日是好日
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「休暇を取ります」
子供達を連れてリビングに戻った私はリビングでお茶を飲んでいたマット、メロ、ニアに向けて宣言した。
「シキが本調子に戻るまでLを休みます。その間はあなた方三人で頑張って下さい。ワタリも休暇としますが、駿河さんは貸し出ししましょう。ニアのワタリ役が必要ですからね」
ワタリが早速入っている依頼を確認し始める。
「あ、じゃあ、僕はこれで帰るよ。竜崎、苺はまた届けるから」
月君が、空気を読んで声を掛けるが、やはり甘いです。
「困ったときは月君に助けを求めてください。私が認めた世界最高峰の犯罪者です。良いアドバイスをくれるでしょう」
「おい、竜崎……」
僕はもう事件や捜査には関わらないなどと嘯く月君。何ですか、世界最高峰とか言うのはやめてくれ? では、希代の大犯罪者とでも言いましょうか?
メロやニアも嫌そうな顔をしている。
私は爪を噛んで彼らを見回す。
「私が仕事をしていては、シキも気になるでしょうし、今日みたいなことになりかねません。ワタリが仕事をしていてもシキは気にしますしね、もういっそのこと私たちは暫くLを休んでしまうのが1番です。けれど、ニア、メロ、マットあなた方はまだ年若い。それにそれぞれに不得手が有りますね」
苦い顔をして板チョコを齧るメロに、拗ねた様に髪をいじり出すニア。マット貴方とて笑い事ではありませんよ。
ワタリから依頼を纏めたリストを受け取りそれぞれに割り振る。
ニアには動かねば情報が掴みにくい部類のものを、メロには思考力が必要な物を重点的に割り振る。
「公式にLは休暇としましょう。その間はLの後継者達が対応すると相手側にも伝えての捜査です」
ワタリが既に通達は出しましたと言いながらニア、メロ、マットを見つめる。
「すでにLの名で活動していたあなた方には物足りないかも知れませんが……失敗しても許されますから気楽におやりなさい」
「休暇中ですので、どんな事態になっても、私もシキもワタリも手を出しません。そのかわり月君が協力してくれますので彼を頼ってください」
「おい、竜崎。何でそうなるんだ」
「私は、そんな者の手など借りません」
「俺はそんな奴の手は借りない」
月君、ニア、メロが同時に言う。
「まあまあ、そんなこと言ってないで使えるものは使えば良いんじゃない?」
「マットが正解ですね。あと、月君に拒否権はありませんよ? 貴方は元犯罪者として私の監視下に有る身ですからね。私に良いように使われる定めに有ります」
「……分かったよ、何かあれば協力できる範囲で協力する。だが、日中は作業が有るから夜間だけだ」
連絡先は交換しなくても、勝手に調べるだろう? そう言って月君は時間を気にしながら今度こそ帰って行った。
時計の針は午後5時指し示す少し前だ。
「月おじさん、ミサちゃんからの電話が来る時間だから早く帰りたかったのね〜」
オパールの言葉にオニキスが頷く。あなた方は何でそんなこと知ってるんでしょう。
「なんだ、結局弥海砂に押されてるのか」
「オパールそれは本当ですか?」
メロとニアが良い情報を得たとでも言うように、悪い笑顔を浮かべる。オパールがニアの背中に覆いかぶさるようにしながら頷く。
「お母さんが言ってたから間違いないよ。ね、オニキス」
子供達を連れてリビングに戻った私はリビングでお茶を飲んでいたマット、メロ、ニアに向けて宣言した。
「シキが本調子に戻るまでLを休みます。その間はあなた方三人で頑張って下さい。ワタリも休暇としますが、駿河さんは貸し出ししましょう。ニアのワタリ役が必要ですからね」
ワタリが早速入っている依頼を確認し始める。
「あ、じゃあ、僕はこれで帰るよ。竜崎、苺はまた届けるから」
月君が、空気を読んで声を掛けるが、やはり甘いです。
「困ったときは月君に助けを求めてください。私が認めた世界最高峰の犯罪者です。良いアドバイスをくれるでしょう」
「おい、竜崎……」
僕はもう事件や捜査には関わらないなどと嘯く月君。何ですか、世界最高峰とか言うのはやめてくれ? では、希代の大犯罪者とでも言いましょうか?
メロやニアも嫌そうな顔をしている。
私は爪を噛んで彼らを見回す。
「私が仕事をしていては、シキも気になるでしょうし、今日みたいなことになりかねません。ワタリが仕事をしていてもシキは気にしますしね、もういっそのこと私たちは暫くLを休んでしまうのが1番です。けれど、ニア、メロ、マットあなた方はまだ年若い。それにそれぞれに不得手が有りますね」
苦い顔をして板チョコを齧るメロに、拗ねた様に髪をいじり出すニア。マット貴方とて笑い事ではありませんよ。
ワタリから依頼を纏めたリストを受け取りそれぞれに割り振る。
ニアには動かねば情報が掴みにくい部類のものを、メロには思考力が必要な物を重点的に割り振る。
「公式にLは休暇としましょう。その間はLの後継者達が対応すると相手側にも伝えての捜査です」
ワタリが既に通達は出しましたと言いながらニア、メロ、マットを見つめる。
「すでにLの名で活動していたあなた方には物足りないかも知れませんが……失敗しても許されますから気楽におやりなさい」
「休暇中ですので、どんな事態になっても、私もシキもワタリも手を出しません。そのかわり月君が協力してくれますので彼を頼ってください」
「おい、竜崎。何でそうなるんだ」
「私は、そんな者の手など借りません」
「俺はそんな奴の手は借りない」
月君、ニア、メロが同時に言う。
「まあまあ、そんなこと言ってないで使えるものは使えば良いんじゃない?」
「マットが正解ですね。あと、月君に拒否権はありませんよ? 貴方は元犯罪者として私の監視下に有る身ですからね。私に良いように使われる定めに有ります」
「……分かったよ、何かあれば協力できる範囲で協力する。だが、日中は作業が有るから夜間だけだ」
連絡先は交換しなくても、勝手に調べるだろう? そう言って月君は時間を気にしながら今度こそ帰って行った。
時計の針は午後5時指し示す少し前だ。
「月おじさん、ミサちゃんからの電話が来る時間だから早く帰りたかったのね〜」
オパールの言葉にオニキスが頷く。あなた方は何でそんなこと知ってるんでしょう。
「なんだ、結局弥海砂に押されてるのか」
「オパールそれは本当ですか?」
メロとニアが良い情報を得たとでも言うように、悪い笑顔を浮かべる。オパールがニアの背中に覆いかぶさるようにしながら頷く。
「お母さんが言ってたから間違いないよ。ね、オニキス」