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「さて、ニア。坑道の様な狭い場所では元軍人の男を確保するのは向きません。警官より訓練された兵士の方が上手です」
「でも、坑道から外に出してしまっても逃げられる可能性が高いね。この周辺軍の演習に使われていたんだね、地理にも詳しい上、人質も犯罪者と来れば足手纏いにはならないだろうしね」
私とシキの言葉に画面の向こうのニアがLの指人形を摘み上げる。
「「Lなら罠をしかけ」」
「ます」
「るだろ」
ニアと月君の声が重なる。直ぐにお互いが嫌そうに顔を顰めた。その光景を見てシキがくすくすと笑っている。
「ニアと月君、案外気が合うんじゃないかなぁ」
シキの言葉にさらに顔を顰めた2人はまたもや同じタイミングで言い合う。
「「やめて」」
「ください」
「くれ」
「「気色悪い」」
「本当に息ぴったりですね」
『だから、呑気に遊んでんじゃねーよ。罠はどうするんだよ? 閃光弾でも使うか? それともダイナマイトがいいか?』
メロ、相変わらず短気で過激ですね……
「そうですね……メルトの製造現場は証拠品として押さえたいですね。私がアメリカの依頼で追っていたのがメルトについてなので、現場を荒らさない様にしてください。メロよろしくお願いします」
『ニア、よろしくお願いしますって言えばなんでも通ると思ってんじゃねえよ。俺は関係無いからな、エルから頼まれてんのは連続殺人犯の逮捕だ、ニアの担当してる薬の方はどうなっても良い』
はあ、こうなってくると収集が付きません……
「ニア、メロ、月君、うるさいですよ。少し黙ってて下さい」
シキの指が描いた道筋を辿らせるのがベストだろう。万が一乱闘になった場合警官側が数で押せるだけの幅があり、見通しも良さそうだ。
「メロ、マットは今どこにいるの?」
『上で通気口塞ぐのに手を貸してるが?』
「じゃあ、メロもそのまま坑道の入り口付近まで下がって待機していて、あと、ちょっとした作業を頼みたいから、マットにも坑道の入り口まで来てもらう様連絡してくれるかな?、」
『分かった。おい、マット聞こえてたか? ああ、直ぐ移動してくれ。で、エル、どうするんだよ』
本当にシキにだけはあからさまに素直ですよね……
「万が一に備えて、残り二つの通気口に警官を3人ずつ配置させましょう。残り二つの通気口はかなりの高さがあるので登ってくる事は無いでしょうが、念のためです。それから動くカメラを走らせて坑道内を確認、犯人の位置を特定します。罠を仕掛けるのはそれからですね? エル」
「そうですね、ニア。問題は、音ですね。ワタリが作った物なのでかなり静かに作動しますが……」
『坑道内は響くだろ、気付かれたら終わりだぞ』
相手は元軍人侮っていては足元を掬われる。メロの言うことも最もだ。
「月君、もう少し協力してもらってもいい?」
シキが意味ありげに微笑んで尋ねる。なるほど、月君を使いますか。
「でも、坑道から外に出してしまっても逃げられる可能性が高いね。この周辺軍の演習に使われていたんだね、地理にも詳しい上、人質も犯罪者と来れば足手纏いにはならないだろうしね」
私とシキの言葉に画面の向こうのニアがLの指人形を摘み上げる。
「「Lなら罠をしかけ」」
「ます」
「るだろ」
ニアと月君の声が重なる。直ぐにお互いが嫌そうに顔を顰めた。その光景を見てシキがくすくすと笑っている。
「ニアと月君、案外気が合うんじゃないかなぁ」
シキの言葉にさらに顔を顰めた2人はまたもや同じタイミングで言い合う。
「「やめて」」
「ください」
「くれ」
「「気色悪い」」
「本当に息ぴったりですね」
『だから、呑気に遊んでんじゃねーよ。罠はどうするんだよ? 閃光弾でも使うか? それともダイナマイトがいいか?』
メロ、相変わらず短気で過激ですね……
「そうですね……メルトの製造現場は証拠品として押さえたいですね。私がアメリカの依頼で追っていたのがメルトについてなので、現場を荒らさない様にしてください。メロよろしくお願いします」
『ニア、よろしくお願いしますって言えばなんでも通ると思ってんじゃねえよ。俺は関係無いからな、エルから頼まれてんのは連続殺人犯の逮捕だ、ニアの担当してる薬の方はどうなっても良い』
はあ、こうなってくると収集が付きません……
「ニア、メロ、月君、うるさいですよ。少し黙ってて下さい」
シキの指が描いた道筋を辿らせるのがベストだろう。万が一乱闘になった場合警官側が数で押せるだけの幅があり、見通しも良さそうだ。
「メロ、マットは今どこにいるの?」
『上で通気口塞ぐのに手を貸してるが?』
「じゃあ、メロもそのまま坑道の入り口付近まで下がって待機していて、あと、ちょっとした作業を頼みたいから、マットにも坑道の入り口まで来てもらう様連絡してくれるかな?、」
『分かった。おい、マット聞こえてたか? ああ、直ぐ移動してくれ。で、エル、どうするんだよ』
本当にシキにだけはあからさまに素直ですよね……
「万が一に備えて、残り二つの通気口に警官を3人ずつ配置させましょう。残り二つの通気口はかなりの高さがあるので登ってくる事は無いでしょうが、念のためです。それから動くカメラを走らせて坑道内を確認、犯人の位置を特定します。罠を仕掛けるのはそれからですね? エル」
「そうですね、ニア。問題は、音ですね。ワタリが作った物なのでかなり静かに作動しますが……」
『坑道内は響くだろ、気付かれたら終わりだぞ』
相手は元軍人侮っていては足元を掬われる。メロの言うことも最もだ。
「月君、もう少し協力してもらってもいい?」
シキが意味ありげに微笑んで尋ねる。なるほど、月君を使いますか。