桜
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ワタリとアイバーが慌ただしく出てゆくのを見送った死神が、また首を傾げる。
「リュークさん、もし良ければリンゴはまだ沢山有ります。DEATHNOTEのルールや死神の事について、もっと詳しく教えて下さい」
エルが椅子に座って、死神を見上げる。
机の上に残されたDEATHNOTEを纏めて持つと、私もエルの隣に座る。
ノートはそれぞれ異なった言語でルールの様な物が記されている。もっとも、読めるのは火口の持っていたノートの英語表記ぐらいだ。
「まあ、リンゴもらえるなら……付き合っても良いかな?」
リュークの快諾に早速エルの質問が飛ぶ。
「この最後のルールの幾つかは嘘のルールですね?」
死神は、裂けた口をさらに広げてニタリと笑った。
11月4日未明。
ウェディと南空ナオミから弥海砂が山中で、金色のクッキー缶を掘り出し、中に入っていたペンダントを大事そうに首から下げて帰宅したと、報告があった。
発信機が無事作動している事を確認して、2人に本部の方へ戻る様指示を出す。
使われていない階の部屋に本部の様子が伺えるモニターを設置して2人には少し休んでもらう。仮眠の後、ウェディにはアイバーの居る病院にと向かってもらう予定だ。
エルは相変わらず、死神に質問を続けている。多分存在自体がとても彼の興味を惹くのだろう。レムとも違ってリュークはよく喋るし……
まあ、リュークの気を引いておくって言う意味合いも有るんだけどね。
朝6時
捜査本部に顔を出した夜神月が、誰も居ないのに首を傾げている。
『月君。シキが熱を出したので、私は皆さんが集まるまでシキに着いています。捜査員の皆さんが揃ったら内線を下さい』
エルの掛けた内線に出た夜神月は『何か手伝おうか?』と気遣わしげに答えていたが、やがて了承すると、本部の片隅でニュースを見始めた。
因みに、朝のニュースにはキラ再び現れると言う内容のフェイクニュースが流れる様仕掛けてある。
午前8時過ぎ
ハウスからの通信が入る。時差もありまだ眠たそうな、不機嫌な様子の3人の何事かを問う声が聞こえてきた。
「封筒は届いた? なら中の用紙に触って?」
ワイミーズハウスの紋章が浮かび上がる画面の向こうで、ガサガサと封筒を開ける音が聞こえて、メロが触ったぞ? と答える。
カメラの位置をずらしてエルと死神の方へ向けて、見せると声にならない悲鳴が画面の向こうで上がる。
「あの、ハロウィンはもう何日も前に済みましたが?」
「バカ、こんな時にボケてんじゃねぇよ! 死神だろ? キラが言ってたリンゴしか食べないヤッだろ?!」
賑やかな声に、エルが口角を上げて笑った。
「そうですね、死神です。これからキラとの決着を付けます。眠いかも知れませんが、あなた達には証人として全てを見ていて貰いたい。良いですか?」
一拍の沈黙の後それぞれの言葉で是と答える彼ら。
「私とワタリに何かあった場合、シキがこの本部を閉じます。ええ、勿論やられるつもりは有りませんが……その時はあなた達がLとして、日本警察やICPOを動かしてキラの身柄を拘束して下さい」
「リュークさん、もし良ければリンゴはまだ沢山有ります。DEATHNOTEのルールや死神の事について、もっと詳しく教えて下さい」
エルが椅子に座って、死神を見上げる。
机の上に残されたDEATHNOTEを纏めて持つと、私もエルの隣に座る。
ノートはそれぞれ異なった言語でルールの様な物が記されている。もっとも、読めるのは火口の持っていたノートの英語表記ぐらいだ。
「まあ、リンゴもらえるなら……付き合っても良いかな?」
リュークの快諾に早速エルの質問が飛ぶ。
「この最後のルールの幾つかは嘘のルールですね?」
死神は、裂けた口をさらに広げてニタリと笑った。
11月4日未明。
ウェディと南空ナオミから弥海砂が山中で、金色のクッキー缶を掘り出し、中に入っていたペンダントを大事そうに首から下げて帰宅したと、報告があった。
発信機が無事作動している事を確認して、2人に本部の方へ戻る様指示を出す。
使われていない階の部屋に本部の様子が伺えるモニターを設置して2人には少し休んでもらう。仮眠の後、ウェディにはアイバーの居る病院にと向かってもらう予定だ。
エルは相変わらず、死神に質問を続けている。多分存在自体がとても彼の興味を惹くのだろう。レムとも違ってリュークはよく喋るし……
まあ、リュークの気を引いておくって言う意味合いも有るんだけどね。
朝6時
捜査本部に顔を出した夜神月が、誰も居ないのに首を傾げている。
『月君。シキが熱を出したので、私は皆さんが集まるまでシキに着いています。捜査員の皆さんが揃ったら内線を下さい』
エルの掛けた内線に出た夜神月は『何か手伝おうか?』と気遣わしげに答えていたが、やがて了承すると、本部の片隅でニュースを見始めた。
因みに、朝のニュースにはキラ再び現れると言う内容のフェイクニュースが流れる様仕掛けてある。
午前8時過ぎ
ハウスからの通信が入る。時差もありまだ眠たそうな、不機嫌な様子の3人の何事かを問う声が聞こえてきた。
「封筒は届いた? なら中の用紙に触って?」
ワイミーズハウスの紋章が浮かび上がる画面の向こうで、ガサガサと封筒を開ける音が聞こえて、メロが触ったぞ? と答える。
カメラの位置をずらしてエルと死神の方へ向けて、見せると声にならない悲鳴が画面の向こうで上がる。
「あの、ハロウィンはもう何日も前に済みましたが?」
「バカ、こんな時にボケてんじゃねぇよ! 死神だろ? キラが言ってたリンゴしか食べないヤッだろ?!」
賑やかな声に、エルが口角を上げて笑った。
「そうですね、死神です。これからキラとの決着を付けます。眠いかも知れませんが、あなた達には証人として全てを見ていて貰いたい。良いですか?」
一拍の沈黙の後それぞれの言葉で是と答える彼ら。
「私とワタリに何かあった場合、シキがこの本部を閉じます。ええ、勿論やられるつもりは有りませんが……その時はあなた達がLとして、日本警察やICPOを動かしてキラの身柄を拘束して下さい」