節黒仙翁
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それは、突然のワタリからの通信から始まった。
さくらTVの放送から流れる陳腐なビデオ。
ビデオの回収に向かった宇生田さんが、画面の向こうで倒れている。
「顔をみるだけで殺せる」
「第二のキラ」
また、厄介なのが出てきたけれど、こちらのキラから切り崩す方が早いかもしれない……
結局、ビデオは護送車でテレビ局に突っ込んだ夜神さんが回収して来てくれた。
少し、南空さんに動いてもらおう。
そして、夜神月が捜査に加わるようになった。
深夜、捜査本部を置いている部屋にエルはまだ居た。
あまり紅茶ばかり飲んでいてはカフェインの摂りすぎで眠れなくなってしまう。
ホットミルクを作ってエルの隣へ向かう。
「ありがとうございます。どうでした? 夜神月の印象は?」
ホットミルクを受け取ったエルが、第二のキラからのビデオと、さくらTV内の映像を同時に見ながら言う。
「頭が良いとか、そう言ったことは置いておいて、人たらしの才能があるよね。エルとは正反対。でも、そうだね、ちょっと怖いかな。
今まで追ってきた大量殺人犯とは違う、なんとも言えない嫌な怖さがあるよね」
「ええ、ですがアレと腹の探り合いをしていかねばなりません。さて、どうしたものか……」
「効果はないかもだけれど、殺した犯罪者が重要な情報を持っていたと後から分かれば彼はどう思うだろうね?」
「……なるほど、どこかのタイミングで仕掛けて見ましょう」
「あと、第二のキラの鑑識結果とかは南空ナオミさんに動いてもらおうかと思ってる」
そろそろ事務作業にも飽きてきただろうし。
「そうですね、こちらの捜査員にも簡単な捜査は便宜上してもらわないといけませんが……夜神月に先に第二のキラとの接触を持たれるのは、不味いです」
「うん、繋がりを持たれたら厄介。可能な限り第二のキラだけで動かせて、ボロが出るのを待ちたいとこだけど」
果たして、こちらが作ったキラからの警告をどれだけ聞き入れるだろう。
「この原稿。夜神月に書かせたものです。大学のノートと筆跡は変わっていません」
机の上の原稿を持ち上げて下から眺めるエル。
「筆跡……書類封筒ーーこのご時世だから手書きの可能性は低いけれど……、一応保管しておこうかな」
「はい、何かに使えるかもしれませんしね」
第二のキラは、こちらの作ったキラを本物だと結論付けたのか、キラの指示に従うと言う内容のビデオを送ってきた。
物証が増えるのは有り難いけれど、第二のキラも苦手なタイプかもしれない。
「そこら辺にいるミーハーな女子みたい」
さくらTVの放送から流れる陳腐なビデオ。
ビデオの回収に向かった宇生田さんが、画面の向こうで倒れている。
「顔をみるだけで殺せる」
「第二のキラ」
また、厄介なのが出てきたけれど、こちらのキラから切り崩す方が早いかもしれない……
結局、ビデオは護送車でテレビ局に突っ込んだ夜神さんが回収して来てくれた。
少し、南空さんに動いてもらおう。
そして、夜神月が捜査に加わるようになった。
深夜、捜査本部を置いている部屋にエルはまだ居た。
あまり紅茶ばかり飲んでいてはカフェインの摂りすぎで眠れなくなってしまう。
ホットミルクを作ってエルの隣へ向かう。
「ありがとうございます。どうでした? 夜神月の印象は?」
ホットミルクを受け取ったエルが、第二のキラからのビデオと、さくらTV内の映像を同時に見ながら言う。
「頭が良いとか、そう言ったことは置いておいて、人たらしの才能があるよね。エルとは正反対。でも、そうだね、ちょっと怖いかな。
今まで追ってきた大量殺人犯とは違う、なんとも言えない嫌な怖さがあるよね」
「ええ、ですがアレと腹の探り合いをしていかねばなりません。さて、どうしたものか……」
「効果はないかもだけれど、殺した犯罪者が重要な情報を持っていたと後から分かれば彼はどう思うだろうね?」
「……なるほど、どこかのタイミングで仕掛けて見ましょう」
「あと、第二のキラの鑑識結果とかは南空ナオミさんに動いてもらおうかと思ってる」
そろそろ事務作業にも飽きてきただろうし。
「そうですね、こちらの捜査員にも簡単な捜査は便宜上してもらわないといけませんが……夜神月に先に第二のキラとの接触を持たれるのは、不味いです」
「うん、繋がりを持たれたら厄介。可能な限り第二のキラだけで動かせて、ボロが出るのを待ちたいとこだけど」
果たして、こちらが作ったキラからの警告をどれだけ聞き入れるだろう。
「この原稿。夜神月に書かせたものです。大学のノートと筆跡は変わっていません」
机の上の原稿を持ち上げて下から眺めるエル。
「筆跡……書類封筒ーーこのご時世だから手書きの可能性は低いけれど……、一応保管しておこうかな」
「はい、何かに使えるかもしれませんしね」
第二のキラは、こちらの作ったキラを本物だと結論付けたのか、キラの指示に従うと言う内容のビデオを送ってきた。
物証が増えるのは有り難いけれど、第二のキラも苦手なタイプかもしれない。
「そこら辺にいるミーハーな女子みたい」