マリーゴールド
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日本警察の人達には南空ナオミの事は伏せてある。
彼女から夜神月が、「時間を気にしているのはキラだから」と言う内容の言質が取れたと、報告があった。
「流石に私も動揺して、そのまま背を向けて立ち去ってしまったんですが大丈夫でしょうか」
「とりあえず、問題はないと思います。ですが、貴女はもう姿を見せない方が良いでしょう。直ぐにホテルを変えて、暫くは外出しないで下さい」
今使っているホテルの直ぐ近くのホテルを既にワタリに抑えて貰っている。
暫くはそこで事務作業でもしてもらおうと思っている。
日本警察の観察は、はっきり言ってするまでも無かった。お調子者の松田さん、どんな事もハッキリと言う相沢さん。寡黙ながらも真面目な仕事ぶりの模木さん。意外と行動力がある宇生田さん、そして、夜神月ーーキラーーの父親の夜神さん。
夜神さんが、捜査に加わる事で危惧されて居た諸々は、半分ぐらい杞憂に終わったと言っても良いかもしれない。真っ直ぐで公平な彼は身内を庇うような真似はしないだろう。
「お茶をどうぞ」
スタッフ然としてお茶汲みなどの仕事をこなしていると、別件の依頼が幾つか入っている事に気がついた。
流石のワタリも対応しかねている様だ。
Lがキラ事件に関わっている以上コイルやドヌーヴへ依頼が集中するのは仕方のない事。ここで、コイルやドヌーヴの動きがなければ、L=コイル=ドヌーヴの関係性が漏れることもある。
とりあえずの方針が決定した今しか動く時はない。
「竜崎、こんな時で申し訳ないのだけど、2日ほど休みを取らせて貰ってもいい?」
「? どうしましたシキ。体調が良くありませんか?」
まあ、そう言うことでも良いんだけどね……
「フランスの親戚がアメリカに引っ越すそうなんです。独り身の老人なので手伝いが欲しいと、メールがありまして」
さて、これでエルに伝わるかな? フランスからの依頼を片付けつつ、アメリカで一件仕事をして来たい事が。
「分かりました。2日間休みを取ってください。もし可能なら誰かに同行して貰ってはどうですか? 確か合衆国の現状に詳しい友人が暇をしていると、この前言ってたでしょう?」
連日遅くまで残る捜査員を半ば強引に帰宅させて、エルとお茶の時間を取った。
「コイルとドヌーヴの依頼は、こっちで片付けるから大丈夫。エルが言った様に南空さんに同行して貰うし、もう殆ど解明は出来ている事件だから」
「お願いします。無理はせずに早く帰って来て下さいね」
今日は珍しくエルが紅茶を淹れてくれた。面倒なだけで出来ないわけじゃないんだな。着替えや入浴も、本当は一人で出来るのに。
「エル、私が居ない2日間、日本警察の皆さんに余り迷惑をかけない様にね? 着替えとか頼んだらだめだよ?」
「頼みませんよ。シキや、ワタリだからこそ世話を焼いて貰っているんです。私の幼稚な独占欲のなせる技ですよ」
エルによると、以前入浴中に思考が止まらなくなりお風呂でのぼせて、溺れかけたり、着替えの途中で考え事を始めて居たら、上裸のまま1日過ごして居たりしたことがあったそうだ。
「今更だけど、知らなかった……」
「私がLとして、シキの前から姿を消して居た頃の話なので」
わたしは考え事して居ても止まってしまうなんて事ほとんどないのに。男女の脳の違いというやつだろうか?
「そうだ、ついでにビヨンドにも会ってこようと思って。彼の渾名の一つに死神というのがあるの。顔が見える人の名前と寿命が見えるってエルにも言っていたらしいし、何か手掛かりにならないかなぁと思って。
それに、このままだとビヨンドはいつ殺されてもおかしくないしね……」
「両手を上げて賛成する事は出来ませんが、我慢します。確かにシキのいう通り、キラに殺される可能性は高いですから」
彼女から夜神月が、「時間を気にしているのはキラだから」と言う内容の言質が取れたと、報告があった。
「流石に私も動揺して、そのまま背を向けて立ち去ってしまったんですが大丈夫でしょうか」
「とりあえず、問題はないと思います。ですが、貴女はもう姿を見せない方が良いでしょう。直ぐにホテルを変えて、暫くは外出しないで下さい」
今使っているホテルの直ぐ近くのホテルを既にワタリに抑えて貰っている。
暫くはそこで事務作業でもしてもらおうと思っている。
日本警察の観察は、はっきり言ってするまでも無かった。お調子者の松田さん、どんな事もハッキリと言う相沢さん。寡黙ながらも真面目な仕事ぶりの模木さん。意外と行動力がある宇生田さん、そして、夜神月ーーキラーーの父親の夜神さん。
夜神さんが、捜査に加わる事で危惧されて居た諸々は、半分ぐらい杞憂に終わったと言っても良いかもしれない。真っ直ぐで公平な彼は身内を庇うような真似はしないだろう。
「お茶をどうぞ」
スタッフ然としてお茶汲みなどの仕事をこなしていると、別件の依頼が幾つか入っている事に気がついた。
流石のワタリも対応しかねている様だ。
Lがキラ事件に関わっている以上コイルやドヌーヴへ依頼が集中するのは仕方のない事。ここで、コイルやドヌーヴの動きがなければ、L=コイル=ドヌーヴの関係性が漏れることもある。
とりあえずの方針が決定した今しか動く時はない。
「竜崎、こんな時で申し訳ないのだけど、2日ほど休みを取らせて貰ってもいい?」
「? どうしましたシキ。体調が良くありませんか?」
まあ、そう言うことでも良いんだけどね……
「フランスの親戚がアメリカに引っ越すそうなんです。独り身の老人なので手伝いが欲しいと、メールがありまして」
さて、これでエルに伝わるかな? フランスからの依頼を片付けつつ、アメリカで一件仕事をして来たい事が。
「分かりました。2日間休みを取ってください。もし可能なら誰かに同行して貰ってはどうですか? 確か合衆国の現状に詳しい友人が暇をしていると、この前言ってたでしょう?」
連日遅くまで残る捜査員を半ば強引に帰宅させて、エルとお茶の時間を取った。
「コイルとドヌーヴの依頼は、こっちで片付けるから大丈夫。エルが言った様に南空さんに同行して貰うし、もう殆ど解明は出来ている事件だから」
「お願いします。無理はせずに早く帰って来て下さいね」
今日は珍しくエルが紅茶を淹れてくれた。面倒なだけで出来ないわけじゃないんだな。着替えや入浴も、本当は一人で出来るのに。
「エル、私が居ない2日間、日本警察の皆さんに余り迷惑をかけない様にね? 着替えとか頼んだらだめだよ?」
「頼みませんよ。シキや、ワタリだからこそ世話を焼いて貰っているんです。私の幼稚な独占欲のなせる技ですよ」
エルによると、以前入浴中に思考が止まらなくなりお風呂でのぼせて、溺れかけたり、着替えの途中で考え事を始めて居たら、上裸のまま1日過ごして居たりしたことがあったそうだ。
「今更だけど、知らなかった……」
「私がLとして、シキの前から姿を消して居た頃の話なので」
わたしは考え事して居ても止まってしまうなんて事ほとんどないのに。男女の脳の違いというやつだろうか?
「そうだ、ついでにビヨンドにも会ってこようと思って。彼の渾名の一つに死神というのがあるの。顔が見える人の名前と寿命が見えるってエルにも言っていたらしいし、何か手掛かりにならないかなぁと思って。
それに、このままだとビヨンドはいつ殺されてもおかしくないしね……」
「両手を上げて賛成する事は出来ませんが、我慢します。確かにシキのいう通り、キラに殺される可能性は高いですから」