石楠花
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「シキこれから、警察の皆さんがここへ来るようです」
気乗りしない表情で、エルが告げる。
「エル」
「? はい」
「エル」
「はい、シキ」
暫くはエルの事を竜崎と呼ばなくてはならない。
穏やかな響きを持つエルの名を呼べないのは寂しいな。
「私は、シキで通します。竜崎もワタリも偽名である以上シキも偽名だと思われるでしょう? オリバーに全てのシキ・ローレンスの情報を破棄させてあるから、向こうの社交界から、漏れることもないし」
「ですが、危険では?」
ガジガジと爪を噛みながらエルが言う。
「Lを名乗るエルの方が危険だよ。私はこれからLのスタッフを装って、日本の捜査員の前では捜査に関わらずに動く予定だから、そんなに危険はないよ。それにね、エルにシキって名前で呼んでもらうの好きなの」
ニッコリと笑って言うと、爪を噛むのをやめたエルが、大きくため息をついた。
「シキ、私もシキに名前を呼んでもらうの好きです。私だけ我慢しなくてはならないなんて不平等だとは思いませんか?」
「思わない。Lとして警察に顔をだすって決めたのエルだし? 別にLを名乗るの私でも良かったんだよ? 圧倒的な力の差を見せれば日本の捜査員だって文句を言わずに私の言うこと聞いてくれると思うもん」
爪の代わりに角砂糖を齧り始めたエルが、ソファーの上から睨みあげる様にして、こちらをみている。
「シキ、実は怒って居ますね?」
「別に、怒っているわけではないよ」
「いえ、そんな事はありません」
怒って居ないのなら、拗ねているかどっちかです。と言い切るエルに、ついに笑い出してしまう。
「あのね、私の危険を少しでも減らそうとしてくれるのは嬉しいけれど、私もエルに危険が集中する様なことになるのはイヤなの。そこだけ、覚えておいてね?」
素直に頷くエルにそっとキスをする。応えるように背中に回った手が痛いほど抱きしめてくる。
「では手筈通り、私が一人一人に話を聞いている間ーー」
「待っている捜査員の観察はしておくよ。南空さんからの連絡とかも有れば対応するから、大丈夫」
こうして、私たちは初めて外部の人間を捜査に招いた。
「はじめまして」
「Lです」
気乗りしない表情で、エルが告げる。
「エル」
「? はい」
「エル」
「はい、シキ」
暫くはエルの事を竜崎と呼ばなくてはならない。
穏やかな響きを持つエルの名を呼べないのは寂しいな。
「私は、シキで通します。竜崎もワタリも偽名である以上シキも偽名だと思われるでしょう? オリバーに全てのシキ・ローレンスの情報を破棄させてあるから、向こうの社交界から、漏れることもないし」
「ですが、危険では?」
ガジガジと爪を噛みながらエルが言う。
「Lを名乗るエルの方が危険だよ。私はこれからLのスタッフを装って、日本の捜査員の前では捜査に関わらずに動く予定だから、そんなに危険はないよ。それにね、エルにシキって名前で呼んでもらうの好きなの」
ニッコリと笑って言うと、爪を噛むのをやめたエルが、大きくため息をついた。
「シキ、私もシキに名前を呼んでもらうの好きです。私だけ我慢しなくてはならないなんて不平等だとは思いませんか?」
「思わない。Lとして警察に顔をだすって決めたのエルだし? 別にLを名乗るの私でも良かったんだよ? 圧倒的な力の差を見せれば日本の捜査員だって文句を言わずに私の言うこと聞いてくれると思うもん」
爪の代わりに角砂糖を齧り始めたエルが、ソファーの上から睨みあげる様にして、こちらをみている。
「シキ、実は怒って居ますね?」
「別に、怒っているわけではないよ」
「いえ、そんな事はありません」
怒って居ないのなら、拗ねているかどっちかです。と言い切るエルに、ついに笑い出してしまう。
「あのね、私の危険を少しでも減らそうとしてくれるのは嬉しいけれど、私もエルに危険が集中する様なことになるのはイヤなの。そこだけ、覚えておいてね?」
素直に頷くエルにそっとキスをする。応えるように背中に回った手が痛いほど抱きしめてくる。
「では手筈通り、私が一人一人に話を聞いている間ーー」
「待っている捜査員の観察はしておくよ。南空さんからの連絡とかも有れば対応するから、大丈夫」
こうして、私たちは初めて外部の人間を捜査に招いた。
「はじめまして」
「Lです」
