石楠花
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「これだけは、譲れません。私がやります」
リンド・L・テイラーを使ってキラを挑発する。それも、日本の関東圏を皮切りに順次時間差で放送して、キラの反応を見つつ、居場所を特定する作戦だ。
「キラの殺人に必要なのは、おそらく名前と顔」
「ええ、ですから私は顔も名前も出しません。変声機も使います。奴の挑発は私に任せてください」
まあ、多分大丈夫だろうけど……
「あまり挑発しすぎないようにね?」
「喧嘩を売るんですよ? 挑発しなくてどうするんですか?」
まあ、それはそうなんだけど……
「心配なんです」
「大丈夫です、必ず勝ちます。だから隣にいて下さい」
ワタリからも準備が整ったと連絡が入る。
「さあ、始めますよ」
リンド・L・テイラーが殺された。が、それは予想の範疇ではある。
隣で声を上げていたエルが、ふっと体の力を抜く。
「お疲れ様」
「シキ」
あのね、エル安心したのは分かるし、私も安心したんだけどね、そうぎゅうぎゅう抱きつかれたら気絶するから。お願いだから力緩めて。
「学生説を唱えた途端にコレですか」
「警察関係者として、全部で何人ぐらいになるかなぁ」
きっちり一時間置きの仕事からはLへ対する挑発が見て取れる。
キラは警察の情報を手にできる事、そして……死の時間を操れる事。随分と手掛かりをくれているけれど、その裏には絶対に捕まらないと言う自信が有るからこそだ。
「とりあえず、警察関係者の調査は外注しましょう。FBIあたりでどうでしょう?」
「うん、最も殺されているのはアメリカの犯罪者だし、FBIには一定数の日系人が在籍しているから調査に当たってもらうのには良いかもしれない」
とりあえず捜査本部内の捜査員達の情報を集めますか。
「FBIには連絡を入れておきます。少し休んできてはどうですか」
「まだ良いよ。捜査本部の捜査員達のデータだけ集めたら少し休む様にするから」
エルの手が伸びてきて親指の腹が目の下をなぞる。
「もしかして、隈できてる?」
流石にエルとお揃いのクマはやだなぁ。すごく気をつけているわけでも無いけれど、女性として流石に最低限気を使ってはいるんだけと。
「少し、でも、顔色の方が悪いです」
「……これ終わらせたら、休むから。あ、でも何か進展したら起こしてね」
リンド・L・テイラーを使ってキラを挑発する。それも、日本の関東圏を皮切りに順次時間差で放送して、キラの反応を見つつ、居場所を特定する作戦だ。
「キラの殺人に必要なのは、おそらく名前と顔」
「ええ、ですから私は顔も名前も出しません。変声機も使います。奴の挑発は私に任せてください」
まあ、多分大丈夫だろうけど……
「あまり挑発しすぎないようにね?」
「喧嘩を売るんですよ? 挑発しなくてどうするんですか?」
まあ、それはそうなんだけど……
「心配なんです」
「大丈夫です、必ず勝ちます。だから隣にいて下さい」
ワタリからも準備が整ったと連絡が入る。
「さあ、始めますよ」
リンド・L・テイラーが殺された。が、それは予想の範疇ではある。
隣で声を上げていたエルが、ふっと体の力を抜く。
「お疲れ様」
「シキ」
あのね、エル安心したのは分かるし、私も安心したんだけどね、そうぎゅうぎゅう抱きつかれたら気絶するから。お願いだから力緩めて。
「学生説を唱えた途端にコレですか」
「警察関係者として、全部で何人ぐらいになるかなぁ」
きっちり一時間置きの仕事からはLへ対する挑発が見て取れる。
キラは警察の情報を手にできる事、そして……死の時間を操れる事。随分と手掛かりをくれているけれど、その裏には絶対に捕まらないと言う自信が有るからこそだ。
「とりあえず、警察関係者の調査は外注しましょう。FBIあたりでどうでしょう?」
「うん、最も殺されているのはアメリカの犯罪者だし、FBIには一定数の日系人が在籍しているから調査に当たってもらうのには良いかもしれない」
とりあえず捜査本部内の捜査員達の情報を集めますか。
「FBIには連絡を入れておきます。少し休んできてはどうですか」
「まだ良いよ。捜査本部の捜査員達のデータだけ集めたら少し休む様にするから」
エルの手が伸びてきて親指の腹が目の下をなぞる。
「もしかして、隈できてる?」
流石にエルとお揃いのクマはやだなぁ。すごく気をつけているわけでも無いけれど、女性として流石に最低限気を使ってはいるんだけと。
「少し、でも、顔色の方が悪いです」
「……これ終わらせたら、休むから。あ、でも何か進展したら起こしてね」