消えたいのだが探偵たちが許してくれない
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結論を言うと、名探偵君は『父親探し』に参加してくれたし、護衛をしてくれることにもなった。
『君が求めてる黒のカードあげる』って言ったら、明美さんの方はカードゲームの事だって勘違いしたし、名探偵に至っては黒の組織の事だって気づいてくれたからね。
「なんでお前が!?」って顔はされたけど。
まあ、背に腹はかえられないから、別に黒の組織関係者に疑われてもいいけどね。
名探偵君には『実はこの広田さんのお父さんは狙われているんだ。ああ、誰に狙われているかは分かるだろう? まあ、そこは上手く毛利小五郎先生に言っておいてよ』って、無理難題を押し付けた。
だって私、計画立てるのは好きだけど理由を考えるのは苦手なんだもの。
名探偵君はきっと『広田さんのお父さんは黒の組織に狙われている』って勘違いしただろうね。うん、いいんじゃない? 半分合ってるし。
……という訳で、名探偵君には今すぐにでも行動して欲しいとのことで一旦ポアロから出ていって貰いました。
その際に「お姉さんの名前は?」って聞かれたけど「依頼が完了したら教えてあげるよ」と言ってあげた。
だってその時にはもう……私はジンに殺されて居ないだろうからね。
はてさて、ここからは私のターンである。
「広田さん、声の調子はいかが?」
私は、いつの間にか頼んでいたホットコーヒーを(猫舌の為に)ちょびちょびと啜った。