消えたいのだが探偵たちが許してくれない
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【コナンsaid】
おっちゃんと蘭姉ちゃんが居ない合間、俺は博士に今日貰ったばかりの発信機とメガネを確かめながら、珈琲飲みたさに気づけばポアロに入っていた。
そして見つけてしまった。
店に入るまでは気づかなかった、異様な客の存在に……。
その客は2人いた。
1人は、おさげ頭の眼鏡を掛けている女性で化粧のせいか幼く見える。
_____もう1人は、決して色素が薄い髪じゃないのに、黒髪なのに……白肌のせいか儚く見えた女性だった。そして極めつけは思考が全く読めない暗さを持った瞳。
まるでモリアーティ教授のような独特な知性を感じる。
ただ別に、それだけなら一般人に見えたことだろう。
容姿なんて千差万別だからな。
だから俺が目を付けた所はそこじゃない。
彼女たちが携帯を使って筆談をしていたからだ。
眼鏡を掛けた人はガラケーだったが、黒髪の方は知らない機械を持っていた。
四角くて、薄くて、まるで何かの最新機器のような……。博士に見せれば分かるかな? と考えを巡らせていた時だった。
「そ、そんなことしたら貴方が……っ!!! それにアイツらは私じゃないと志保を……!!!!」
いきなり、眼鏡の人が立ち上がったのである。
アイツら? 志保……?
一体この人達は何に巻き込まれてると言うんだ???
思案していると、黒髪の人が「落ち着いてください。まずは私の話を聞きませんか?」と何か裏を感じる笑みを浮かべて眼鏡の人を落ち着かせに入る。
そんな風に分かりやすく盗み聞きしていたのが悪かったらしい。
「聞き耳を立てている少年くん」と呼びかけられたのは、最悪だった。