1章
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メールで初めてのレイヤーさん友達に何送るか1時間くらい悩んだ。
うーーーーーん。「こんにちは。保冷剤とハンカチありがとうございました。あとでお礼します」で良いだろうか?
挨拶文のあとに、ふと気になったことを聞こうと思った。
それはこのレイヤーさんは安室さんの姿をしているならば、名探偵コナンという作品を知っているのではないかと。なので「コナンは好きですか?」と送る。
すると秒で返信がきてビビった。
「貴方はコナンくんと会ったことがあるんですか?」と聞かれた。そこで、……ちょっと疑問に思い始める。
なんで漫画の人物なのに、さも会ったことがある?って聞くんだろう。
そこで気付く。
あれ? 声が同じで金髪はいかにも地毛っぽくて、本名を聞いたときは笑顔が怖くなって、挙げ句に今朝の女の「泊めさせてあげてる」台詞。
あれれ~?? これ逆トリップ……?
逆トリした本物じゃない??
だから_____漫画もグッズも消えてたんじゃない??
そこで自分が失言したことに気付いた。
やっっっばいです。
返信は無難に「会ったことがあります」と送っておいた。
数分して「どこですか?」と聞かれたときの恐怖が来た。
やだ、おうち帰りたい。いやここが家だった。
……10分見なかったことにして無難に「事件です」と送った。返事は遅れて「そうですか」だった。
……素っ気なくて少し悲しい。
私は一体何と格闘してるんだ……。
メールの最後に「小学生くらいの頃……僕と会ったことがないですか?」と聞かれて、頭の中がハテナだらけとなる。
とりあえず会ってたら怖いので会ってませんとも言えず……「わかりません」と送って終わった。
わけわかめ。
降谷さんみたいなイケメン会ってたら居酒屋誘って私はべらぼうに『日本の為によーーく頑張ってるねぇ!!よーしよしよし』ってやるつもりなんだけど。
……まあ、そんなことは出来ないけどね。
にしても……逆トリって原作知ってる私のところじゃ無いんかい。
今日1番の真顔になった。