1章
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翌日の朝、ゴミ出しに出たら古谷徹の声がして、私の動きは見事に固まった。
だって撮影かと思って振り替えったら、コミケによく居るレイヤーさんが居たんですもの。
あれ絶対…………安室透のコスプレだよね。
金髪……はコミケで何回も見たけど、肌まで似せているのは珍しい。日焼けサロンにでも行ったのだろうか? あとイケメン。何度でも言うけどイケメン。
そういえば小さい頃にも同じような人間を見たような気が……? なんか小さい安室さんが居た気がする。
いやでも、私の妄想が行き過ぎて勝手に記憶を作ってるのかもしれないし、なにより安室さんが何人も居ても困る。
やっぱり気のせいかもしれない。
再現度が高いな〜と思いながら、その日は仕事なので足早にレイヤーの前を通った。
その時、めちゃくちゃジーッと見られた。
なんだ???
私の顔に昨日のカレーでも付いてたか??
私は自分の容姿に自信がある訳じゃない。
だからイケメンレイヤーさんに見られるのも恥ずかしくて、そそくさと通って行ったのであった。
その際にもずっと見られているとは知らずに。