1章
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何も不自由ない独り暮らし。
……だったのにな。
陽が落ちてきて、茜色の夕日が拝む。
帰宅して早々にベッドに潜り込み、スマホを片手で慣れた手つきで操作した。
仕事から帰って、早く夢小説みた~い!!
と言いながら某夢小説サイト___支部の検索に『名探偵コナン』と入力する。
が、出てきたのは『0件』という文字のみ。
………………は???
支部から名探偵コナンが消えてて焦った。
待って待って。私がフォローしてた夢小説全部消えてるんだが。
というか、支部どころじゃなくてネットで名探偵コナン検索したら0件だったんだが。
漫画アプリもないし、グッズも売ってない。
さらにはスマホのギャラリーにある絵とメモアプリにある自分の考察以外は、自分のグッズも消えてた。
嘘だろUSJで買った時計は!? 化粧水は!?
せやかて工藤ハイチュウも消えてる!?!?
ちょっとフラついたので、オタク友達に慌てて電話をかけ、「名探偵コナンって知ってる???」と言うと、「名探偵コナン?なにそれ? 新しい映画?」と聞かれたのであった。
この異常事態に頭が痛くなった。