1章
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朝起きたら良い匂いがしてきた。
「……………………ん?」
え、勝手に朝御飯作られてるっ!?と慌ててキッチンに行った。
声を掛けると何を聞かれるか分かっていたかのように「料理ならちゃんと許可取った」と言われる。
驚いて記憶を探していると、確かに夢の中で返事をしたような……。
「……ま、まさか」
「ああ。ハルが微睡んでいる時に」
「っ!?」
「言質は取ったぞ。そういう訳で今日から僕が料理担当だ」
「へ、へぇ……。仕事が出来てヨカッタネ。それで……?」
「?」
「寝顔見たの?」
「っ、ちが! いや、……すまん」
「料理任せるから部屋には絶対に入らないでね」
「あ、ああ……」
この公安社畜め。朝から顔を赤くしてんじゃないぞ。勘違いしてやろうか??ああん??
「なんだその顔は。ゴーヤを沢山入れてやろう」
「げ!?」
いつの間にゴーヤが!?
とビックリしてたら買ったと言われた。
あなたの金はどこから!?!?
「一回銀行に行ったことがあったんだが、何故か使えたんだ。それに金も駄目になるかと思ったがそっちも難なく使えた。これで戸籍があったら良かったんだがな……」
そりゃあ金が使えるのは、こっちの世界をモデルにしてますし。
てことは最初言われてたヒモって……。
「ああ、そのことか。住まわせて貰ってたんだ。戸籍が無いから住所が取れなくてね」
そのあとゴーヤチャンプルを笑顔で食べさせられた。
ギャアアアア。