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モテ期

この世界について疑問を感じただから勉強した…だからだろう教師になれたのは。いやそこで納得するなと言われれば終わりなんだが…あえて言おう俺は鬼丸国綱。見ての通り女だ。前世でも今世でも女な俺はいつも舐められていた。その喧嘩買うぞゴラァという感じで喧嘩しまくっていたのでついたあだ名は暴れん坊。今では立派な独身だ。周りは結婚してる?気にしてないが?本当に気にしてないからな!話は変わるがこの町イケメンと美女だらけだ。俺が霞んでしまうレベルでだ。まあ何が言いたいかというと…手紙が毎日届く、バレンタインにはチョコ滅茶苦茶貰う。俺からしてみればかわいそうの一言だ。中には異物まであったのだから本当にかわいそう…まあ俺には無縁なものだがな。

「先生だってモテる。」
「しっ!」

それはともかく。実際のところ困ってる話をしよう。最近やたら人と会う。大企業の社長から警察のお偉いさんまでいや俺は普通の教師だからな?はー酒飲みに行こ…いつもの居酒屋に行くと顔馴染みがいた。

「カタクリ久しいな。」
「国綱か。久しぶりだな。」

シャーロット・カタクリ、シャーロット社の次期社長でエリート。俺の幼馴染でもある。よく俺と幼馴染になれたなって言うくらい仲良くなった。

「なぁ国綱。聞いてくれ…」
「なんだ。また見合いか?」
「そのまさかだ。」

次期社長だからだろうか言い寄る女はいっぱいいる。本人が困ってることを平然とやる女となんて結婚したくないだろうなぁと思っていると突然カタクリが手を握ってくる。

「頼みたいことがある。」
「なんだ。」
「俺とつ……」
「キングさん!居ました!」
「ちっ!!」
「ん?キングか?」
「国綱ここにいたか。」
「キング、カイドウ社長はどうした。いつもなら離れないお前が何故。」
「カイドウさんから言われたからな…なぁ国綱そろそろ身を固めないか?」
「……はっ。」
「という訳で俺と。」
「あほんだら共ここなんだと思ってやがる。」
「あっオヤジさん。」
「お前ら食わねぇのなら…」
「食べるが?」
「ああ。」
「グラララッ!それでいい!」

オヤジさんは不思議だ、色んな常連客とタメ口で話せるし…何者なんだ?ふと知り合いに聞いたらオヤジさんは色んな企業を経営している社長さんだと。取り敢えず言いたい俺の人脈どうなってるんだ?まあ偶然かと思っているとロブ・ルッチが現れた何処から現れてるんだこいつは…

「国綱。」
「今度はなんだ。」
「受け取れ。」

投げ渡された箱をキャッチして開けてみると指輪があった。

「……は?」
「貴様!」
「国綱は渡さん。」
「ふん。」
「返す。」
「……なんでだ。」
「俺よりいい女はいっぱいいるだろうが。」
「「「いないが?」」」
「オヤジさん助けてくれ。」
「あほんだら共!いい加減にしろ!国綱が困ってるだろうが!それに結婚するならうちのマルコかサッチかエースのどちらかだ!」
「オヤジさん?!」
「あいつら張り切ってるからなグラララッ!」
「いや…あの…酔ってるのか俺は…」

酔っていると言ってくれ!と言う叫びは虚しく酔ってないと言われる。聞きたくなかった真実に気絶しそうになるモテるのなら別のやつだろ!特に三日月か鶴丸!あいつらモテるから大丈夫だろ!!

「帰らせてくれ。」
「送る。」
「一人で帰れる。」

次からどんな顔して会えばいいんだよ…幼馴染だと思ってたのになんで俺なんだ。家に帰ったら酒飲も。

「はー…」
「国綱屋酒の飲みすぎはダメだ不健康だ。」
「ロー…お前なぁ。」
「何杯飲む気だ。」
「飲める範囲で。」
「だめだ。」
「う…医者であるローから聞くはめになるとはな…」
「ふん。」
「なぁロー。」
「なんだ国綱屋。」
「誰かと付き合っているか?」
「いや?」
「意外だな。」
「好きな女ならいる。」
「……そうか応援してる。」
「いや気付けよ。」
「なにが。」
「……何でもない。」
「……まあいい。おやすみロー。」
「おやすみ国綱屋。」

扉が閉まったのと同時に頭を抱えるロー。

「どうやったら振り向いてくれるんだ。」

惚れた女ともっと話したいもっと知りたいもっと…らしくないと思いつつも考えてしまうローであった。一方そのころ国綱は。

「……風呂入ろ。」

風呂に入った後ベッドに寝転がりぐっすり眠ったのであった健康的でいいですね!その日のよる男たちから言い寄られる夢を見てしまった彼女は魘されて起きてしまったのだった。

「俺がモテる…?冗談じゃない…俺は…普通の生活が…したいんだ…」

夢であれと願えど現実は非情である。警察官であるスモーカーとばったりあってしまう。

「く、国綱?!」
「…よぉ。」



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