ロジャーの船を下りビック・マム海賊団に戻ると弟や妹たちが駆け寄ってきた。

「無事か！モナカ兄！」
「モナカ兄その子供…まさか！」
『拾って育てることにしただけだ。』
「あうー…」
「なんか生意気になりそう。」
『……そうならなければいいんだがな。』

弟の予感は的中…サトルは生意気になった。これには頭を抱える。

『おいサトル。お前また暴れたって…』
「親父！俺は強くなるからな！」
『俺を超えてから言え。』
「んだと！」

くっっっそ生意気に育ったなぁと呑気に思っているとあっとなにか思い出す。海賊王になったロジャーは自首することを。

『……覚悟決めなければな。』

ロジャー処刑当日、モナカはサトルと共にローグタウンに来ていた。

「親父…どうする…？」
『…あいつは俺のライバルだ。』

ロジャーと目が合う。手を出すなそんな目をしていた。

『……カッコつけやがって…馬鹿野郎。』

ロジャーの死を見届けたモナカはサトルを連れ海に出る。

『……ああ、お前がいない海はこんなにも…寂しいものなんだな。』
「……親父。」
『…何でもない行くぞサトル。』
「(親父の嘘つき。気にしてるって顔してる。)」
『やらなければならないことが沢山ある。』

ロジャーを救えなかった分沢山の人を救ってやる！そう意気込むモナカであった。だが救えるものにも限りがある。限界がある。だからなんだというのだ目の前にある命救えずして何になる。

『ああ、救ってやるとも。』

天竜人と繋がりがあった彼は天竜人からテゾーロとステラを買い取った。ステラは病にかかっていて治療、なんとか回復した。

「お礼…」
『お前たちが働けるようになったら来る。その時でいい。』
「ありがとうございます！」

フラグ一本目折った。次に向かったのはフレバンスまだ発作が起きてないことに一安心。珀鉛病について研究しているとトラファルガー・ローの父親がやってきた。

「お手伝いさせてください！」
『ああ。頼む。』
「お前誰。」
「ロー。」
「俺サトル。何の本読んでるわけ？」
「医術。」
「へー。見せて。」
「ちょっ勝手に見るなよ。」
『喧嘩するなそこ。』
「お子さんですか？」
『生意気だが俺の息子だな。』
「生意気は余計！」
「生意気って言われてるな。」
「んだと！」
『……研究の邪魔するのなら追い出すぞ。』

ローとサトルは口を手で塞ぐ。呆れるモナカは研究を続ける。結果治す手段が見つかった。

「これならみんな助かる！」
『薬を配ってくれ。』
「はい！まかせてください！ローこれを飲みなさい。」
「これ？うぇ…苦っ。」
『漢方薬みたいなものだ。』
「そのかんぽうってなに。」
『この本やるから覚えろ。』
「すげー…先生って呼んでいいか？！」
『勝手にしろ。』
「先生の持ってる本…手書きにしては詳しく書かれてる…」
「先生！みんな治って…うぅ…」
『泣くな。』
「泣きます！念願の病を打ち消したんですから！」
『……そうだな。』

歯車は狂い始める、狂い始めた歯車は元に戻す為…修正を始める。

「大変だ先生たち！世界政府が乗り込んできた！」
『は？』
「おいなんでローたち病治ったんだろ？！」
「証拠隠滅？」
『……だろうな。』
「世界政府腐ってやがる。」
「先生お願いがあります。ローを連れて逃げてくれませんか？」
『お前たちは…』
「大丈夫ですなんとかして逃げますから。」
『(ああ…死ぬ気だ)…分かったロー、サトル行くぞ。』
「ラミは？みんなは？」
『……すまん。』
「やだ俺だけなんて！みんなも一緒に逃げよう！」
「息子をお願いします。」
『了解した。』
「父さん！母さん！ラミ！みんなァァァ！！」
「……親父あいつら殺していい？」
『また今度だ。今は脱出することに集中しろ。』
「…分かった。」

ローを連れ脱出、モナカとサトルはローを連れとある場所にいた。

『ドフラミンゴはいるか。』
「フッフッフ来る頃合いだと思ってたぜ。」
『しばらくの間ここにいる。』
「珍しいな子連れか？」
『ああ。悪いか。』
「子連れなのはいいが…ロシナンテ投げ飛ばすぞ。」
『は？』
「はい無下限！」
「？！」
『俺の息子たちに手を出すなロシナンテ。』
[モナカの息子なの？]
『…あー…ローは…』
「命の恩人。」
『…だっそうだ。』
[命の…恩人。]
『下手くそな字。』
[余計なお世話。]
『所でお前なんで紙に書いて…まさか…』
「ロシナンテは喋れねぇんだよ。」
『そうだったのか…治してやりたいが…すまない。』
「(ごめんモナカ嘘ついて…でもこれは…ドフラミンゴを止める為なんだ。)」