10代頃になったシャンクスとバギーはモナカに勝負を挑んでいた。

「今日そこは！」
「かーつ！」
『ふん。』

容赦なくぶっ飛ばした。タンコブが出来るシャンクスとバギー。

「クソー！またか！」
「また勝負を挑んでるな。」
『黙って見てるだけかこの野郎。』
「さて何のことやら。」
『まあいいが…』
「次は俺も参戦な。」
「大人気ないぞロジャー。」
「うるせぇ！負けっぱなしは嫌なだけだ！」
「次釣り勝負なー。」
『分かった。』
「全く負けず嫌いだなお前らは…」
『……おい1発で釣れたが？』
「なにー？！」
「嘘だろおい！」
「またモナカの勝ちかー！！」
『お前ら奢れよ？』
「ちくしょー！」
「奢るって！」
「モナカ、奢る約束してどうする。」
『酒じゃないから大丈夫だろ。』
「お前は大食いだろうが。」
「俺らが大きくなったら奢るからさ！」
『言ったな？言ったな？』
「こんちくしょう！！」
「くそー！次は勝つ！」
「ツケがたまるぞ。」
「なんのこれしき！」
「勝てばチャラにしてもらうからな！」
『生意気だな。』
「よしもうひと勝負…」
『……待った。』
「どうし…ん？」
『なにか来る。』
「……海の方だな。」

モナカが乗り出すと見えたのはなにやら箱らしきものがこちらへと向かってくる。

『おいなにか来るが…』
「宝箱か？あれ？」
「宝か？」
『いやあの中には…』

宝箱を持ち上げ船の上で宝箱を開けるとそこに居たのは…赤子であった。

『……おいこれ。』
「青い目してるなー。」
『(どう見ても五条悟！！)』

そう五条悟が赤子になっていた。これには頭を抱えるモナカ。

「赤ん坊か？」
『俺が育てる。』
「そうかそうか！」
『まあ精々頑張る…おい耳塞げ。』
「ふぇぇぇん！！」

大泣きし始める赤子もとい五条悟。大きな鳴き声に思わず耳を塞ぐ。あやすモナカ。

『よしよし…見るな。』
「なんかモナカとーちゃんみたいだな。」
『俺が父親？勘弁してくれ。』
「嫌なのか？」
『俺が父親になれる訳がない。』
「自己評価低。」
「モナカならなれると思うぞ。」
『レイリーまで。』
「あー…」
『……昔を思い出すな。』
「あー…うー…」
『おしゃぶりあるか？』
「おしゃぶりかー次の島で買っておこう。」
『すまんな。』

この日から子連れ狼として名が知れ渡るようになった。