青年期へと成長したモナカは出会う。ロジャー海賊団と。

「お？誰だお前。」
『お前こそ誰だ。』
「俺か？俺はロジャー。」
『ロジャー…お前が。』
「名乗ったんだからお前も名乗れ。」
『モナカ。』
「おっお前が【鬼人】か！」
『…まあそう呼ばれているが。』
「……よし俺の船に乗れよ！」
『は？』

引き摺られて連れていかれた先はロジャー海賊団であった。

「ロジャー船長！ビック・マムがこっちに向かって来ます！」
『俺の母さんだ。』
「ワハハ！そうか！しばらくの間預かるとでも言っておけ！」
「ロジャー！！」
「げっもう着やがった！野郎ども海に出るぞ！」
「「おーー！！」」
「所でお前彼女は？」
『居るかばーか。』

カーンと音と共に喧嘩を始めるモナカとロジャー。呆れるレイリー。

「ロジャー船長に喧嘩売ってらァ…」
「何者だあいつ…年上っぽいけど。」
「よーしこうなったら俺と勝負だ！」
『いいだろう勝負名は？』
「腕相撲。」
『よし。』
「ロジャー船長頑張れ！」
「全く…なにやってるんだ。」
「ぐぐ…」
『あっ宝の地図。』
「何処だ！……あっ。」
『はい俺の勝ち。』
「今のは狡だろ！」
「いやロジャー…お前…宝の地図で釣られるなよ。」
『海賊に卑怯もクソもない。』
「正論言うな！よーし次は！」
「まだやる気か！」
「あの岩に石をぶつける勝負だ！」
『的当てか。』
「先行は俺だ！ふんぬ！」
『おい普通に落ちたぞ。』
「しまった力を入れ過ぎた！」
「馬鹿か。」
『……』

狙いを定め投げるそして見事当たり岩が砕けた。唖然とする船員たち。

「(【武装色】か…なるほど。)ロジャーそこまでだ。」
「まだ決着！」
「ガキか！」
「ぐぬぬ……」
「すげーなお前！」
『え、ああ。(まだ子供…)』
「俺シャンクス！よろしく！」
『ああ。よろしく。』

麦わら帽子を被っている子供を見てああ、あのシャンクスなのだと気がつく。無慈悲にも物語は進んでいく。