公開処刑ドリームアイランドにいるウタとサトルに衝撃を受けた。

「お父さん？なんで？」
「あの…馬鹿親父！」
「助けに行こう！」
「ああ！」

一方その頃ローはロシナンテと合流していた。ロシナンテからとある事実を聞かされローは激怒した。

「あの馬鹿親父！！」
「ロー怒る気持ちは分かる！だが今は！」
「コラさん分かってる行くぞお前ら！」
「「「アイアイキャプテン！！」」」

そして肝心のモナカは…処刑台の上にいた。エースと共に。

「なんで…自首したんだよ…」
『それはだな…お前を助ける為だ。』

指を鳴らすとエースの手錠が外れ気がつけば白ひげの船に戻っていた。

「エース…！あの馬鹿は！」
「まだ処刑台の上だ！頼むオヤジ！先生を助けてくれ！」
「分かってる！」

その頃モナカはセンゴクに押さえつけられていた。

「余計なことを！」
『余計なこと？俺を殺そうとしている奴が。』
「何故…自首した！！」
『死ぬ為。』
「死ぬため？」
『俺が死ねば新時代が来る。その為に俺はいくつもの苦痛を味わってきた。俺はもう人ではない。化け物だ。』
「そんなことはない！お前は人だ！」
『さっさと殺せ。』
「(どういうことだ上は殺せと言う…本当にそれでいいのか？嫌な予感がする！)」
「モナカーーー！！！」
『……なんで…』
「モナカ兄！！」
「先生！！」
「お父さん！！」
「父さん！！」
『お前たちがいる！！』
「白ひげ。一時休戦だ。」
「グララッいいだろう！」
「お父さんを死刑？！許さない！」
「自首した父さんには後で説教。」
「先生！今助けるからな！」
「先生ーー！！ってサボ？！」
「エース！先生のおかげで思い出したんだ！」
「サボそうだったのか生きて！」
「今は先生だ！」
「分かってる！」
「何がどうなっているんだこの組み合わせは！」
「野郎ども！助けるぞ！！」
「「「おーー！！！」」」
「お父さんー！」
「さてと…道を作るか。」
「モナカこれでも死ぬ気？」
「クザン。」
「モナカのこと思ってる連中がいるのになんで頑なに死のうとしてる訳？！」
「クザン！！」
「答えてくれ！！」
『……言えない。』
「モナカ！お前の計画止めるぞ！！」
「計画だと？！」
「お前の計画は自身の命を使った皆の夢を現実にする計画！」
「なんだと？！」
「夢を現実に…じゃと…？！」
「……下手をすれば世界滅んじゃうねぇ〜。」
「センゴクさん止めるべきだ！」
「上が…今すぐに死刑にしろと。」
「センゴクさん！」
「……分かっているだが上の命令は絶対だ。」
「(なんで上はモナカのこと殺したがっているんだ？世界が滅んでもいいって言うのか！)」
「モナカ！やめろ！自分の命を粗末にするな！お前には大切な家族がいるだろ！」
『ニューゲートこれは…皆を幸せにする為なんだ！』
「(俺の言葉が届かねぇ！意地でも助けるしかねぇな！！)」

大戦争が勃発した。モナカを助ける為奮闘するエース、サボ、ウタ、サトルたち。

「「邪魔だ！」」
「えい！」
「全く…なにが皆を幸せにする計画だよ。みんな父さんの為に必死なんだからさ！」
「モナカ兄！！俺の声が聞こえるのなら答えてくれ！！俺たちのことは愛してないのか？！」
『愛している！』
「なら何故死のうとする！！」
『だからこそだ！』

誰かが降ってくる。そう感じとった…ああ、天よ何故彼は来る。エースを助けたのにも関わらず…

「あっ俺ゴムだから平気だ！」

何故ルフィが来る！！来ないでくれ来たらお前は…！！

「モナカーーー！！！！」
『ルフィお前…なんで来た！！』
「馬鹿野郎！！俺たち友達でライバルだろうが！！友達を助けねぇ馬鹿が何処にいる！！！」
『ルフィ…』
「(モナカの心が揺らいでいる！)」
「お前の計画なんか知らねぇ！でも死なせねぇ！！俺が！！強く！！なる為に！！お前が必要なんだァァァ！！！」
『っ…あ…(やめてくれルフィ…それ以上言われたら…)』
「生きたいって言えぇぇぇぇ！！！！」
『ルフィ…俺は…俺は…お前のライバルとして馬鹿みたいに争いたい！！……生きたい！！！』
「おう！なら助ける！！」

ルフィの言葉が彼の心に響いた。ライバルだからこそ共に競い合う仲だからこそ心を許した相手。かつてのロジャーのように。

「助けるぞ！モナカ！！」

クロコダイルは目を見開く程に彼ルフィの影響力は凄まじいのだとこの場にいる皆驚いていた。

「……ルフィ凄いや。」
「ならルフィを援護しないとね。」
「ルフィに続け！！」
「俺も先生を助ける！！」
「モナカ兄！！」

本来居る筈のない者たちは走る全てはモナカを助ける為。