そんな時であったはっちゃんが落ちてきたのは。チャルロスが拳銃で撃ちルフィをブチ切れさせた。ルフィが思いっきりチャルロスを殴り飛ばしたのだ。騒ぐ天竜人たち。ロズワード気絶した後ケイミーを撃とうとするのを止めようとしたがとある人物の【覇王色の覇気】によって気絶した。そう…冥王シルバーズ・レイリーであった。

『レイリー。』
「……モナカか。」

真剣な顔でモナカを見つめていた。何のことだと首を傾げていると。外から声が聞こえた海軍がやってきたのだと理解した。

「モナカ。後で話したいことがある。シャッキーの店に来てくれ。」
『分かった。』

話したいこととはなんだろうかと思っているとルフィ、ロー、キッドが外で大暴れしていた。

「父さんキャプテンが…」
『好きにさせてやれ。俺は何も見てない。』
「うっす！」
「父さん〜キャプテン自由過ぎるぅ〜。」
『自由が1番だ。』

コツコツ階段を降りていくと海軍たちは驚いた表情を浮かべていた。そう彼こそは鬼人モナカ、五皇の1人である。

「鬼人！」
「鬼人が何故！」
「お前たち怯むな！」
『さぁ、眠りの時間だ。』

両手を叩くと一瞬にして眠る海兵たち。彼より更に弱い人間は皆眠らせることが出来るのだ。

『活躍を取ってしまったな。』
「強い。」
「(流石は親父。)」
「モナカなにやったんだ？」
『眠らせただけだ。』
「へー。不思議パワーか！」
『まあそんな所。』
「モナカ勝負しよう！海軍より先に逃げた方の勝ち！」
『乗った。』
「は？」
「……それどころじゃないだろ。」
『まあいいだろ。多分これで最後に…なるだろうからな。』
「どういう。」
『……ルフィ。』
「ん？」
『仲間紹介しろよ。』
「おう！」
『……幸せそうで良かった。』
「……なんだ急に。」
『いやなんでもない。』
「……(なんだこの違和感？気のせいか！)」

先にシャッキーの店にやってきたモナカ、そこにはレイリーがいた。

「座ってくれ。」
『……ああ。』
「……モナカ死ぬ気か？」
『……ああ。』
「……モナカ、いいのか。」
『構わない。』
「……そうか。」
『レイリー？』
「私と勝負してくれ。」
『いやだ。』
「……そうか。(私では止められないロジャー…彼を止められるものはいるのだろうか。)」

1人だけいる…真っ向から止めてくれる…ライバルが。

「負けたー！」
『ははっ、俺の勝ちだな。』
「モナカはやっぱつえーな！」
『お前も強くなる。』
「そうかー？あっ！今紹介するな！俺の仲間ゾロ！サンジ！ナミ！ウソップ！チョッパー！ロビン！フランキー！ブルック！」
「ルフィその人…五皇の鬼人！」
「すげーのか？」
「あんたのじいちゃんから紹介されてたじゃない！」
『ガープのことか？』
「お？じいちゃんのこと知ってるのか？」
『英雄ガープ知らない奴はいない。』
「そっか。」
「その五皇とやらがなんでルフィと仲良しなんだ。」
『ライバル。』
「俺のライバルで友達だ！」
「「「鬼人がライバル？！」」」
「ルフィあんた言ってる意味か分かってる訳？！」
「一緒に競争したりした仲だぞ！会う度にだけど！」
「鬼人が…」
「ルフィのライバルなのか？」
『その通りだ。』
「喧嘩なら負けねぇぞ？！」
『ふはっ！俺に勝つ？百万年早い。』
「んだと！」

ボコスカ殴り合うモナカとルフィ。呆れるナミは止める。

「喧嘩するな！」
『殴られた。流石に痛い。』
「ナミなにするんだよ！」
「ハハッ！ルフィくんと仲良しなんだな！」
『あーまあそんな所だ。』
「(彼なら止められる。だが今のままでは…)」
『海軍大将どうにかしてやろうか？』
「いい！」
『そうか。』

その後レイリーがロジャーの船に乗っていたこと大秘宝ワンピースを在処を聞こうとしたウソップをルフィが止めた。

「この世で1番自由な奴が海賊王だ。」
『(ああ、それでこそ俺のライバルだ。)』

ルフィこそ海賊王になるのが相応しいとそう思っていると真剣な眼差しでレイリーは見つめていたことに気がつき席を立つ。

『そろそろ行く。』
「そうなのか！じゃあな！」
『……ああ。(また会おう俺のライバル。)』

向かった先はインペルダウンではなく海軍本部であった。

『……自首しに来た。』
「えぇぇぇぇ！！」
『とっとと手錠をかけろ。』
「元帥！」
「自首か…インペルダウンに連行しろ！」

五皇鬼人捕まるという記事が世間を騒がせたそれと同時に火拳のエースと鬼人モナカが公開処刑されると騒ぎになった。

「お、オヤジこれ！」
「あの野郎！本当に自首しやがった！野郎ども急げ！息子と俺たちの友人を助けるぞ！！」
「「「おー！！！」」」

その頃ビック・マム海賊団

「モナカ兄が捕まったってどういうことだ！」
「ただいま調査中でして…」
「ふざけるな…何故モナカ兄が…自首…？何のために…まさか…出る！」

その頃革命軍

「モナカお前まさか…死ぬ気か？」
「ど、どうしますドラゴンさん！」
「サボ行けるな。」
「任せてください。」

次々にモナカを助ける為集結しようとしていた。物語は狂い始めるモナカという存在の為に。