『流石は俺のライバル辿り着いたか。』
「いかが致しましょうか。」
『俺も招待されている。行くとしよう。』

ホールケーキアイランドへと時空間忍術で飛んだ。

「慣れないなぁ…」
「ピカチュウ。」
「酔わないのが不思議ですな。」
『慣れろ。』

コツコツと歩いていくもなか一行、すれ違いでカポネ・ベッジと会う。

『精々頑張れ。』
「？！」
『シフォンをよろしくな。』
「……何処まで知ってやがる。」
『言うつもりは無いから安心しろ。それより早く行け怪しまれる。』
「ファ、ファザー！」
「……行くぞ。」
『流石は最悪の世代…と言ったところか。』
「いいの？」
『どうせ失敗する。放置しても無問題だ。』

そしてその頃麦わらの一味

「もなかは？！」
「麦わらアイツは敵だ。」
「違う！もなかは俺のライバルだ！」
「あのバケモンをライバルだぁ？！」
「うるせぇ！俺のライバルだ！！誰がなんと言おうとライバルだ！！」
「ルフィくん…もなか先生をそこまで！」
「というかバケモン言うなこのやろう！！」
「ぎゃああああ！！」
「落ち着け！ビック・マムは好きか？！」
「「「嫌い！」」」
「目的は一緒！ならばやるべきことは1つ！」
「共同か。」
「クソが。」
「……なぁもなかはどっちの味方なんだ？」
「ルフィくん…もなか先生は…向こう側じゃ。」
「あの大化け物を相手にする気か？」
「なんでもなかが化け物なんだよ。」
「ありゃあビック・マムより上の大化け物。ビック・マムに手を出すってことはやつを敵に回すということだ。」
「もなか兄様…」
「……妻のことを最後まで気にしてやがる。」
「もなかさん…」
「……もなかという方はよく分かりませんが…いい人なんでしょう？こちら側に…」
「今は無理だ。なにか起こらない限りはな。」
「そっか。なら本気でやらないとな。」
「いいのルフィ？！」
「あいつはいつも覚悟を決めてる！なら俺も覚悟を決める！」
「……もなかさんが敵…よし…！ルフィが覚悟決めてるなら俺も！」
「サンジもなかは俺がやる！」
「ルフィ…お前…分かった！」
「作戦はこうだ。」

その頃もなか一行はお茶会へ参加していた。呑気に林檎を食べていた。

「呑気だねぇ…」
「やれやれ。」
「ピカ。」
『さて…そろそろか。』

新郎新婦入場してきた所で目で合図する。夏油傑と蘆屋道満は消えピカチュウはもなかと一緒に座って待っていた。

「もなか殿ではないか。」
『……お前かジャッジ。』
「今日はよりよい日になりそうだ。貴殿がいるのなら心強い。」
『……そうか。』
「……」
『そう睨むなレイジュ。』
「…ごめんなさい。」
『いやいい。』

レイジュにこっそりなにか紙を渡す驚くレイジュに頷くもなか。

[これ渡してもいいの？]
[別に構わん。]
[立場が…]
[覚悟の上だ。]
[……ごめんなさい…ありがとう母とサンジの友人さん。]
『……友人…か……』
「ピカピッ。」
『ああ始まるな。』

結婚式が始まると同時にプリンのもう1つの目を開眼させるがサンジは動揺せず寧ろ…美しいと言ったのだ。これを聞いたプリンは膝から崩れ落ちる。予想外の出来事が起きた。

『何のつもりだ…ペロスペロー！』
「ピカチュウ！！」

ペロスペローの作り出した飴で拘束されるもなかとピカチュウ。

「……兄さんが悪いんだよ。」
「悪いもなか兄。」
『……ああ…なるほどバレていたか。』
「何故…何故俺たちを裏切ろうとする！」
『兄離れはするものだカタクリ。ペロスペローは覚悟あるな？』
「ああ。」
「ペロス兄…」
『辛そうな顔をするな。』
「……兄さん。」
『お前たちに言うべき言葉がある…俺と会う時は覚悟を決めろ！！』

炎を出すもなかは飴を溶かしピカチュウを救出した後ペロスペローたちと距離をとる。

「もなか兄ちゃん！」
『俺はビック・マム、シャーロット・リンリンと縁を切る！』
「……ほぉ…」
『今度あった時は敵同士だ母さん…いやリンリン！』
「逃がすとでも…」
『俺を見てるだけでいいのか？』
「まさか！」

マザー・カルメルの写真を割られ奇声を上げるシャーロット・リンリン。

『……さて、戦いと行こうか愛する弟と妹たちよ。』
「覚悟がないやつは引っ込め！もなか兄は…本気だ！」
『十種影法術（とくさのかげぼうじゅつ）。 布瑠部由良由良（ ふるべゆらゆら）。』

両手を突き出しそう唱えると影から現れるのは…そう、八握剣異戒神将魔虚羅（やつかのつるぎいかいしんしょうまこら）である。

『さてどうする俺のライバル。』