部下や相棒を置いて無法地帯ジャヤへとやってきた。やってきた目的は他でもないマーシャル・D・ティーチに会うためだ。

『空いてるか。』
「おおっもなかさんじゃあねぇか！」
『……ティーチ。』
「ゼハハ！……俺に何の用だ。」
『俺と戦え。』
「無理だな。」
『何故だ。』
「その誘いは受けたい…だが無理だ。あんたを敵に回すと厄介な事が起こる。」
『意地でも戦ってもらうぞ。』
「……仕方ねぇな。」

ジャヤから別の無人島へと移動しマーシャル・D・ティーチと戦うことに。

『行くぞ。一文字斬り！』
「ゼハハ！」
『ふむなるほどな。効果なしか。』
「俺はヤミヤミの実の能力者だ！」
『海水ならどうだ。』
「……ほぉ、海水を操れるのか… 闇穴道（ブラック・ホール）！」
『水龍・水斬り！』

ぶつかり合う2つの力、勝者はマーシャル・D・ティーチであった。

「(なんだ今の感覚…)まあいい…！お前を海軍に引き渡す！」
『……』

世界中に衝撃が走る、あの【鬼人】シャーロット・もなかが捕まったと…

「何かの間違いだ…早く調べろ！」
「は、はい！」
「もなか兄…嘘だろ…」

その頃とある島

「もなか…が…捕まった…？」
「お、お頭なにかの間違いだ！あのもなかが簡単に捕まる訳ねぇ！」
「ああ…何かの間違いだ。」

一方その頃とある船

「オ、オヤジ！大変だ！もなかが捕まった！！」
「……なんだと…！」
「その上海軍が…！！！」
「……っ！！野郎ども出航しろ！！エースは？！」
「連絡ついた！今インペルダウンに向かうって！」
「止めろ！」
「無理だオヤジ！エースのやつ！」
「ちっ！」

時は流れルフィたちがシャボンディー諸島へと辿り着いた頃。

『……よぉルフィ。』
「もなか！大変なんだケイミーが！」
『そうか。助けよう。』
「……もなか？」
『なんだ。』
「気のせいか。行こう！」
『ああ。』

ルフィとライバルと居られるのが最後…だからこれは最後の我儘なのだと。

『後で競走しよう。』
「おう！」

はっちゃんを助ける為ルフィが天竜人を殴り飛ばした。所でキッド、ローは立ち上がる。

「なんでここに…」
『……ルフィには内緒だ。』
「んな筈ねぇ！お前は…お前は！！」
『キッド！』
「……くそ！」
「なんだ？なんだ？」
「……麦わら屋本当になにも知らないのか。もなか屋は……なんでもない。」
「もなか？」
『気にするな。それより外の連中どうにかしないといけないだろ。』
「そうだった！」
「てめぇらはそこで大人しくしてろ。憧れが見てる前だカッコつけさせろ。」
「「あ？」」
『……仲良くしろとは言わないが…早くしろ。』

ルフィ、ロー、キッドは海兵を蹴散らす。その様子をもなかは上から見ていた。

『最悪の世代…か…流石だ。』
「おーいもなか！競走しようぜ！」
『……そうだな…大食い競走をしよう。』
「おう！」

シャッキー'S ぼったくりBARで合流したもなかと麦わらの一味。

『俺の合図と共にスタートだ。いいな…よーい…スタート！』
「もぐもぐ。」
『…ルフィ…メロンソーダいるか。』
「いる！」
『はい俺の勝ち。』
「あっずりぃ！」
『海賊にずるいも何もない。これで…166連勝だな。』
「次は負けねぇ！」
「……もなか。いいのか。」
『……沢山の仲間を見つけたな。』
「おう！」
『……大切にしろよ。』
「言われなくても！」
『……旅続けろよ。』
「？おう！」
「………もなか！」
『レイリー煩い。』
「君は…！」
『……気がつくさ今じゃなくてな。』
「……わかった…」
「さて…行くか！」
『行ってこいルフィ。そして………ごめんな。』
「え。」

ルフィが振り向いた時、もなかはいなくなっていた。不思議に思うルフィはシャッキー'S ぼったくりBARから出たのだった。

「いいの？」
「ああ…もなかがそう決断したのなら尊重するまでだ。」

そしてルフィはアマゾンリリーで知ってしまう。ルフィのライバルであり友である彼は… 公開処刑されるのだと。

「もなかなんで…なんでなにも言わねぇんだよ！あんなにピンピンしてたのに！！」
「ルフィお主…もなかと知り合いか？」
「もなかは俺の友達なんだ！！」
「なんと…！」
「もなかを助けたい！」

一方その頃もなかはインペルダウンにいた。あの【鬼人】もなかが大人しくしているのが不思議なくらいにだ。

「……おいもなかなんで大人しいままなんだ。」
『クロコダイルか…久しぶりだな。』
「答えろ。お前は…このまま処刑されるいいのか？！」
『構わない。』
「……くそ！」