第7章 企み
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一方、逃げていた軍隊は、静かになった敷地内に戻って来た。
エドワードたちは見落としたが、陸戦キメラの身体が消えた後には、やはり白い羽があった。
その羽は、誰に気付かれることなく、消えた。
「准将、どうやら陸戦キメラは、あの者たちが倒したようです。一般人も無事ーー准将!?」
報告を受けたネムダは、ワナワナと震え出す。
「わ、ワシのキメラが・・ワシの大事な可愛い可愛いジョゼフィーヌちゃんが・・ぬおおおっ!何てことをしてくれたんだ、小僧ぉおおおっっーー!!」
「ん?なんだ?」
エドワードたちの目に、拳をふりあげて怒り狂うネムダの姿が映る。
「許さん!許さんぞぉ!!よくもワシの可愛いジョゼフィーヌちゃんを殺してくれたな!!」
「ジョゼフィーヌって・・」
「可愛いーーねぇ」
「名前だけはね」
「逮捕だ!死刑だ!!お前ら、あの不逞なガキ共と鎧を捕まえろ!!」
「ちょっと待て、何でそーなるんだよ!」
・・・ ・・・・
「あんなキメラより、アルモニの方が大事に決まってるじゃない。バカじゃないの、あのヒゲオヤジ」
「はぁ・・いつかはなると思ったけど、ボクたちもとうとう軍に追われるの犯罪者かぁ・・」
「ばっきゃろ!ンな不当な理由で、犯罪者にされてたまるか!!逃げるぞ!!」
「えっ!?ちょ、ちょっと!!」
逃げようとしたが、4人はあっという間に取り囲まれる。
「囲まれちゃったわね」
「強行突破するぞ!」
「強行突破ってーーいくらなんでも相手の数が多すぎるよ!」
小隊くらいの人数だと思っていたが、准将が率いているだけあって、100人以上の大隊らしい。
「ほんと。指令部、誰もいないんじゃないの?」
この人数で銃を構えられたら、流石に分が悪い。
自分たちだけならともかく、アルモニやエリスを連れての強行突破は無理だ。
逃げ場を失い、仕方なく抵抗をやめる。
その様子に、ネムダはニヤリと笑う。
「くそっーー」
「がーはっはっはっ!!観念したようだな、小僧。早く、教授の娘以外を連行せい!」
「ははっ」
兵士たちが、エドワードたちの両腕を掴む。
「エド!」
阻もうとしたアルモニを、兵士が引き離す。
「ちっくしょうーー」
「もう、おとなしくするから、乱暴にしないで」
「お待ち下さい、ネムダ准将」
「むーー?誰だ、お前は」
キメラが破壊した塀から、男が2人現れた。
2人とも、軍服を着ている。
ひとりは、エドワードたちと列車に乗っていた、アレックス・ルイ・アームストロング。
もうひとりはーーー
「あれ?」
黒い髪に、涼しげな目元。だが、口元には、どこかひとを喰ったような笑み。エリスは初めて見る顔に、興味深げな視線を向ける。
「誰?」
「前に話したよね、ボクたちの後見人ーー」
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