第7章 企み
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通路の先に、更に地下へと続く階段が見える。
降りてみると、散乱した実験器具の中央に、ヴィルヘルムが血を流して倒れていた。
「いた!あそこだ!」
3人は駆け寄ると、ヴィルヘルムを抱き起こす。
「ヴィルヘルム教授!大丈夫ですか!?」
「足をケガしてる。アル、肩を」
「うっ・・くっ・・き、君たちかーー」
額から流れ落ちる血が眼に入ったのか、右目だけを開ける。
「大丈夫ですか?教授、立てますか?」
「平気だ・・傷は、見た目ほど大したことはない・・・それより、どうしてここが・・」
「アルモニに聞いたんだよ。パパは研究所にいるって。悪いが、上のキメラの培養室も、全部見せてもらったよ」
「そうかーー見たのか、あれを。あれだけは見られたくなかったが・・」
ヴィルヘルムは、額の傷を押さえ項垂れる。
・・
「教授、正直に教えてくれ。アレは、あんたが作ったのか?それとも、預かっているだけか?」
「・・・・」
「答えてくれ、教授!!」
もうこれ以上隠しきれないと観念したのか、ヴィルヘルムは重い口を開く。
「ーー私だよ。私しかいないだろう。そうとも、キメラはーー街を破壊したあのキメラたちは、私が作った」
「やっぱりかーーでも、どうしてだ。どうして、そんなまねを」
「どうして?決まっているだろう、全てはアルモニのためだ!」
「アルモニのため?それは、どういうーー」
ヴィルヘルムが真実を語り始めた時、研究室が激しく揺れる。
「な、なんだーー!?地震か!?」
「エド、取り合えず外へ出た方がいいわ」
「そうだな。アル、教授を頼む」
「うん!」
外へ向かう間も、揺れは続いていた。
1階の研究室まで戻ると、ヴィルヘルムを椅子に座らせる。
「外の様子を見てくる。教授はここで待っていてくれ。エリス、教授についててくれ」
「待って。研究所の周りにキメラはいないし、ここにいれば安全よ。それより、何か音が聞こえない?」
「音?」
揺れと共に、何かぶつけているような音がする。
「アルモニを隠した方から、聞こえる気がするのよ」
「何だって!?」
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