第7章 企み
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エドワードとアルフォンスは、キメラを薙ぎ倒しつつ、庭の奥へと急ぐ。
庭で美しく咲いていた花々は、無惨に踏みにじられ、アルモニが世話をしていたマリーゴールドも、細く小さな花びらが散っている。
最奥にある建物が、アトリエ・アルケミストと名付けられ、ヴィルヘルムが錬金術の研究をする場所として使われていた。
屋敷に来て5日になるが、研究室に足を踏み入れるのは始めてだ。
入口の厚い扉は開いていた。2人は躊躇わず中へ入る。
「教授!ヴィルヘルム教授!!」
「教授!無事ですか!?」
壁一面、天井まである本棚には、ヴィルヘルムが記した書物がぎっしりと詰まっていた。
「すごい・・」
暫し圧倒されるも、すぐにヴィルヘルムを探す。
「いないーー」
「兄さん、こんな所に階段が!!」
アルフォンスが、本棚の後ろにある階段を見つけた。
「隠し階段に地下室か?よし、行ってみよう」
「うん」
薄暗い廊下を進むと、信じられない光景が2人を待ち受けていた。
「なっ!?これはーー」
廊下に沿うように置かれた巨大な水槽のような物には、ヒースガルドや鉱山で出逢ったキメラたちが、目を閉じて収まっている。
「これって、キメラーー間違いないよ、キメラだ!!」
「教授の地下工房にキメラ・・・・まさか、あのキメラたちはヴィルヘルム教授が錬成したのか?」
「そんな・・一体何のために?」
「くそっ、どうなってんだ。何がなんだかサッパリだ。とにかく、アルモニの羽といい、このキメラといいーームリにでも、教授から本当のことを説明してもらわねーとな」
何気なく云ったエドワードの言葉に、アルフォンスは記憶を糸をたぐる。
「どうした、アル?」
「羽っていえば・・教会で変な女の人に襲われた時に、羽根が落ちてたよね。あれも、何か関係あるのかな?」
「エド、アル」
「エリス!」
「アルモニは?」
「大丈夫、隠してきたわ。あと、軍に助けを求めるように、頼んできた」
「そうか!」
キメラが街を襲ったら、ヒースガルドの二の舞になってしまう。
もっとも、キメラを錬成したのがヴィルヘルムなら、ヒースガルドを壊滅させたのも彼なのだがーー
「このキメラたち、ここで錬成しされたみたいね。で、教授は?」
「まだ見つからない。とにかく、今は早く教授を助けて、真相を聞き出すぞ」
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