第1章 トレインジャック
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「わ、分かったよ。その代わり、俺の後ろに居ろよ。いいな」
慌てて肩を離すと、一歩後ずさった。
「は~い、エドワード君」
「なんか調子狂うな。エドでいいよ」
頭をガシガシ掻きながら、何かを誤魔化すように言った。
「ボクも、アルって呼んでくれる?」
「うん、エド。アルもエリスって呼んで」
先程と違い、童女の笑みをアルフォンスに向ける。
ーーオトナなんだかコドモなんだか、よく分かんねーヤツだな
「じゃあ、兄さん。 エリス 。気をつけてね」
「お、おう」
「アルもね」
手を上げてドアの向こうに行くアルフォンスに、返事をした。
ハシゴを登り、エドワードとエリス は屋根の上に出た。
トレインジャックが起こした爆発のせいか、汽車のスピードがだいぶ落ちている。ふたりは、進行方向に向かって歩き出した。
「 エリス 、落ちんなよ」
「わかってる。ねえ、エドは錬成陣なしで、錬金術が使えるの?」
注意を促す背中に、 エリスは問い掛ける。
「あ?あぁ、まあな」
触れられたくない話題に、エドワードは言葉を濁す。
「何したの?もしかして、人とか錬成した?」
「ーーっ!!」
古傷をさらりとえぐられ、振り向きざまエリスを睨み付けた。思わず、握り締めた拳が震える。
「お前ーー!!」
「エド、前」
エドワードの怒りが目に入らないのか、 エリスは彼の背後を指差した。
「前?おわっ!?」
前方の車両の屋根に、男が3人現れた。2人は銃を携えていたが、1人は武器を所持していない。術師だろうか。
「下がってろ! エリス!」
「え?でも、私ーー」
「早くしろ!!」
仕方なくエリスが後退すると、賊が銃を構える姿が目に入る。
ーーパンッ
両手を打ち合わせた後、列車の屋根に手をつける。すると、屋根が分厚い壁になってせり上がった。
「ここに居ろ!!」
そう言うと、壁の上に飛び乗り、賊たちに向かっていった。
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