第2章 出逢い
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塞がれていた場所へ行ってみると、エドワードの思惑通り、岩は粉々に消し飛んでいた。
そこを通ろうと3人が歩いて行くと、何やらウゾウゾと進んでくるモノがいる。
「兄さん、あれは・・」
いち早く気付いたのは、アルフォンスだった。
「な、なんだありゃ!!」
「ヒースガルドには、変わった動物がいるんだね」
「バカ!あれが野生動物なもんか!どう見てもキメラ(合成獣)だろ!誰かがキメラを錬成したんだ」
「ええええっっ!!!そんな、ただの突然変異ーーなワケないよね。あんなの・・」
「あまりにも、不自然よね」
3人の視線の先にいるのは、3メートル以上はあろうワニのような生き物だった。だがワニにしては口が短く、前足や後ろ足は茶色の毛が生えていた。
おまけに足の先には蹄のような爪がある。
どうみても、ワニや猪など二種類以上の動物を繋ぎ合わせた身体だ。
「どういうことだよ。なんでこんな所に、キメラなんかうろついてんだよ」
「エド、こっちに気付いたみたいよ」
3人に気付いたキメラたちが、スピードを上げた。猪のような後ろ足で地面を蹴り、ジャンプをしながら近づいて来る。
「マズいよ、兄さん」
「しゃあねえ、やるか!!」
エドワードは両手を合わせると、オートメイルを鋭い刃に変えた。
「・・・う~んないなぁ…」
切り崩された山の道を、キョロキョロと見渡しながら歩いていた。
目当てのモノはあるのだが、大きさが気に入らないのか、なかなか手を伸ばさずにいた。だが
「あっ!!」
崖のように切り立った山肌を見上げて歓喜の声を上げと、僅かな足場を頼りに、山肌を登り出した。
「よっと!」
オートメイルで蹴り上げたキメラが、腹を見せたまま地面の上で動かなくなった。硬い皮膚を引き裂いたオートメイルを、元の形に戻す。
「ふ~」
「ケガはない?エド」
近づいて来るエリスに、エドワードは笑みを洩らす。
「あぁ」
「ねえ。あの岩なんだけど」
「岩?」
エリスは砕け散った岩の破片を指差す。
「あの岩、このキメラがここから出ないようにしてたんじゃないかしら」
「そう言われてみれば」
アルフォンスは鉄橋を振り仰ぐ。鉄橋が切断されていたのも、事故ではなく故意ではないか。
「塞ぐのか・・せっかく壊したのに」
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