第4章 故郷
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10分後ーー
「さあ、どうした?まさか、もう終わりだというわけではあるまいな」
草の上に俯せに倒れている、エドワードを見下ろし、アームストロングは余裕綽々と言った。
(ダ、ダメだ・・殺される・・)
「む!?もしや!!エドワード・エルリック!!
2対1の戦いということで、不利な我輩に遠慮し、ワザと手を抜いたのだな!?」
つぶらな瞳を見開き、エドワードとアルフォンスを交互に見た。
アルフォンスは、エドワードから少し離れて仰向けにひっくり返っている。
(せ、精一杯だったってば!!)
アームストロングの勝手な推察に、気を失ったふりをしつつ、心の中で叫んだ。
「その優しき心。我輩への愛情!!嬉しい・・嬉しいぞおぉぉエドワード・エルリックゥゥゥ!!!!」
ぶわっと溢れ出した涙を、逞しい上腕二頭筋で拭く。
「だが!!遠慮無用!!やはりここは、互いの肉体をぶつけ合い、全力で語り合おうではないか!!!!」
再度構えるアームストロングに、堪えきれなくなり立ち上がった。
「冗談じゃねえよ・・これ以上やったら死んじまう。に、逃げるぞ、アル・・」
辺りを見渡したエドワードは、唖然とする。
「って、アル!!いつの間にあんな遠くに?しかもマリィまで!?」
「兄さ~~ん!がんばってーー!」
「エド~、しっかり~」
遙か彼方から、2人は声援を送った。
「なんと心優しき弟を持ったものだ。これで今度は、一人の漢同士。心置きなく戦えようぞ!!」
アルフォンスの気遣いに、感涙を流す。
エドワードはふたりを見たまま、まだ放心していた。
「さあ、次こそ全力で来るのだ、エドワード・エルリック!!我輩も、容赦はせぬ!!
我がアームストロング家に代々伝わりし芸術的肉弾戦闘修練術!!其の弐ーー!!」
ウギャアアアアアーーー!!!!
静かなリゼンブールに、耳障りな絶叫が響き渡った。
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