第4章 故郷
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「んなああああぁぁぁぁぁぁっ!!そ、その腕!?」
いきなり、ウィンリィが力の限り叫んだ。
その声の大きさに、マリーゴールドの肩がビクリと持ち上がる。
「おお、悪ィ。粉々のバラバラにぶっ壊れた。大至急、修理してくれ」
投げつけられたスパナを手渡しながら、エドワードはあっさりと言った。
その態度に、ウィンリィは更に激怒する。
「あたしが丹精込めて作った最高級機械鎧を、どんな使い方をしたら壊れるっていうのよーーッ!?」
睨み付けていた眼が、涙でうっすらと濡れる。
「アルはアルで、壊れちゃってるし。あんたたち、いったいどんな生活してるのよ~」
嘆くウィンリィを、アルフォンスはいつもの事と
「いやあ~テヘッ」
と、明るく笑ってごまかした。
ウィンリィは、部屋の中をグルグル廻りながら、指を折ってブツブツ言い始める。
「削り出し、組み立て、微調整、仕上げーーと。他にもイロイロやらなきゃならないし。カンペキ徹夜だわ」
額に手を当てて天井を仰いだ彼女に、流石のエドワードも、すまなそうに尋ねる。
「悪いな、無理言って。一週間くらい、かかるかな?」
「3日で充分よ。やってやろうじゃないのさ。そのかわり」
ニヤリと笑うと、スパナでエドワードを指差した。
「特急料金は、がっぽり払って貰うからね」
「はは・・」
エドワードは、乾いた笑いを浮かべた。
ウィンリィが作業場へ消えると、エドワードは椅子に腰を下ろした。
「は~。それでも3日か・・」
「たまには暇もいいじゃない。ゆっくりしようよ」
早くも退屈し始めている兄を、慰めるようにアルフォンスは言った。
「ヒマなのは、性に合わねえんだよ・・」
駄々をこねるエドワードに、マリーゴールドはクスクスと笑う。
それを見て、アルフォンスは
「そうだ、時間があるのなら、母さんの墓参りに行っといでよ。暇なうちにさ」
その提案に、エドワードは床に視線を落とす。
「・・そうだな・・ちょこっと行ってくるか・・アル、おまえもーー」
顔上げたエドワードに
「ボクは留守番してるよ。少佐に担いで行って貰うのも悪いし。
ねえ、マリィ。ボクの代わりに兄さんと、母さんの墓参りに行って来てくれないかな?」
「え、それは構わないけど・・アル独りで、淋しくない?」
「大丈夫だよ、子どもじゃあるまいし」
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