第4章 故郷
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「あ、私、マリーゴールド・モンテフォルトです。はじめまして」
ぺこりと頭を下げるマリーゴールドに、ピナコの目尻の皺が、一層深くなる。
「あんた・・エドの彼女かい?」
「えっ!あ、いえ、その・・」
『彼女』という言葉に、返答に困っていると、ピナコはエドワードを指差して言った。
「こんなちっさいの、やめときな」
「しつこいっーーつうの!!」
「まあまあ、ふたりともーー」
見かねたアルフォンスが、木箱の中からふたりを止めた。
まだ鼻息が荒いエドワードに、マリーゴールドは尋ねる。
「エド。ピナコさんが、エドの腕と足を?」
「いや、ちがーー」
「コラーーッ!!エドぉ!!」
答えようとした時、風を斬って飛んできたモノが、エドワードの顔面を直撃した。
「がふぅっーー!」
鈍い音がして、白眼を向いてひっくり返った。
マリーゴールドは悲鳴を上げる。
「エ、エド!?」
土しぶきを上げながら、地面に銀色の棒が転がった。
エドワードの傍にしゃがんだマリーゴールドの目に、それが映った。これが当たったらしい。
「スパナ?」
「メンテナンスに来るときは、先に電話のひとつも入れるように、言ってあるでしょーー!?」
上から、怒鳴り声が降ってきた。
それを聞いたエドワードが、ガバッと上半身を起こす。
「テメーーッ!!ウィンリィ!!殺す気かっ!!」
エドワードの視線の先ーー2階のベランダに、大きな瞳の金髪の少女がいた。
長い髪を高く結び、着ている薄紫のつなぎの上ははだけていて、袖を腰に縛りつけている。
手すりから身を乗り出すと、黒いチューブトップに包まれた豊かな胸が、はじけそうに踊った。
「あ、ただいま、ウィンリィ!!」
眉間を寄せた兄とは対照的に、弟はにこやかに声を掛けた。
「あはは、お帰り!」
「おう」
嬉しそうな笑顔を向けられ、エドワードは照れた顔をした。
ウィンリィは、エドワードの横にいるマリーゴールドをじっと見つめる。
「・・って、誰?」
首を傾げると、長い金髪が揺れた。
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