第4章 故郷
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「えっ!あ、いえ、ボクはーー」
突然の指摘に、アルフォンスはうろたえ、俯いた。
「ハハハ、隠さずとも良い。マリィ殿は、素直で可愛らしい娘だ。お主たちが好きになるのも、無理はない」
アームストロングの円らな瞳が、兄思いの弟を気付かい、優しく笑う。
「少佐・・」
「だが、兄に遠慮して、自分の気持ちを心の奥に押し込めてしまうのは、どうかと思うぞ」
「・・違うんです、少佐。ボクはーー」
音を立て、アルフォンスの顔が上がる。
「あんな風に笑う兄さんを見るのが、本当に久しぶりなんで、嬉しかったんですーーそれだけです」
マリーゴールドがエドワードの肩に手を置いた。
機械鎧が外れた、腕のない身体。
三つ編みされた金髪が、振り子のように揺れる。
エドワードに顔を寄せたマリーゴールドの唇が動く。
そよぐ、甘いストロベリーブロンド。
薄紅色に染まった頬。
マリーゴールドを見つめる瞳は、いつもの研ぎ澄まされた視線ではなく。柔らかく、凪いだ眼差し。
屈託なく、笑う口元。
アルフォンスは、笑いさざめくエドワードとマリーゴールドを、じっと見つめた。
「そうか・・」
「はい」
呟きに返ってきた返事は、とても愛しさに満ちていた。
「アームストロング少佐ーー!!アルーー!!早く早くーー!!」
マリーゴールドが、満面の笑みで手を振っている。
隣りにいるエドワードも、目を細めて笑っていた。
まだ、蕾が開き掛けたばかりのような少女
きっとこれから、美しく咲き誇るのだろう
「おお、これはいかん。すっかり遅れてしまったようだ」
眩しそうに目を
「はーーいっ!!今行くよーー!!」
アルフォンスは、思い切り声を張り上げた。
「少佐、急いで下さい!」
「うむ、任せておけ」
アームストロングは、歩き出した。
.
