第4章 故郷
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【帰郷】
「やっとついたね・・少佐、マリィ。ここがボクたちの故郷、リゼンブールです」
木箱に入ったアルフォンスが、懐かしそうに辺りを見渡しながら言った。
「ん・・っ!」
マリーゴールドは、長旅で固まった身体をほぐすように、大きく伸びをした。
「うむ・・空気がうまい。静かで、いいところだな」
アームストロングもゆっくりと、目の前の緑豊かな自然が造り出す空気を、胸いっぱいに吸い込んだ。
澄んだ空に、延々と続く草原。
その彼方には、山々が聳え立っている。
街のように雑踏もなく、耳障りな音も無い。
微かな風の音が聞き取れる程、穏やかな空気。
セントラルのように、遮るもののない空を、アームストロングはゆったりと見渡した。
リゼンブールの駅前には、馬車がやっと1台通れる幅しかない道が、緩やかなカーブを描いて伸びていた。
その両側には青々とした草が繁り、小さく赤い屋根の家が見える。
高い屋根は、サイロだろうか。
「あっ、エド!羊!」
マリーゴールドが、羊の群れを指差した。
子どものようにはしゃぐマリーゴールドに、エドワードは笑う。
「羊なんか、後でいくらでもかまえるぜ。取り敢えず、ばっちゃんの家へ行こう」
黒のタンクトップ姿のエドワードは、トランクを揺らして歩き出す。
赤いコートは、傷の男との戦いで、ボロボロになってしまっていた。
「うん!」
その後ろを、古ぼけたトランクを下げたマリーゴールドがついて行った。
「アルフォンス・エルリック、遠慮など、お主らしくないのではないか?」
荷馬車の轍 が残る道を歩く2人の背中を見ながら、アームストロングが言った。
「え?ボクは遠慮なんか。今だって、こうして少佐にーー」
「そうではない。マリィ殿だ」
「マリィ?少佐、どういう意味・・?」
東方司令部から担いで貰っていることではないと気付き、アルフォンスはアームストロングを見下ろした。
アームストロングも、アルフォンスを見上げる。
「お主も、好いておるのだろう?」
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「やっとついたね・・少佐、マリィ。ここがボクたちの故郷、リゼンブールです」
木箱に入ったアルフォンスが、懐かしそうに辺りを見渡しながら言った。
「ん・・っ!」
マリーゴールドは、長旅で固まった身体をほぐすように、大きく伸びをした。
「うむ・・空気がうまい。静かで、いいところだな」
アームストロングもゆっくりと、目の前の緑豊かな自然が造り出す空気を、胸いっぱいに吸い込んだ。
澄んだ空に、延々と続く草原。
その彼方には、山々が聳え立っている。
街のように雑踏もなく、耳障りな音も無い。
微かな風の音が聞き取れる程、穏やかな空気。
セントラルのように、遮るもののない空を、アームストロングはゆったりと見渡した。
リゼンブールの駅前には、馬車がやっと1台通れる幅しかない道が、緩やかなカーブを描いて伸びていた。
その両側には青々とした草が繁り、小さく赤い屋根の家が見える。
高い屋根は、サイロだろうか。
「あっ、エド!羊!」
マリーゴールドが、羊の群れを指差した。
子どものようにはしゃぐマリーゴールドに、エドワードは笑う。
「羊なんか、後でいくらでもかまえるぜ。取り敢えず、ばっちゃんの家へ行こう」
黒のタンクトップ姿のエドワードは、トランクを揺らして歩き出す。
赤いコートは、傷の男との戦いで、ボロボロになってしまっていた。
「うん!」
その後ろを、古ぼけたトランクを下げたマリーゴールドがついて行った。
「アルフォンス・エルリック、遠慮など、お主らしくないのではないか?」
荷馬車の
「え?ボクは遠慮なんか。今だって、こうして少佐にーー」
「そうではない。マリィ殿だ」
「マリィ?少佐、どういう意味・・?」
東方司令部から担いで貰っていることではないと気付き、アルフォンスはアームストロングを見下ろした。
アームストロングも、アルフォンスを見上げる。
「お主も、好いておるのだろう?」
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