第3章 イーストシティの怪
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「マリィって・・筋肉好きなの?」
目をキラキラさせてアームストロングを見ているマリーゴールドに、アルフォンスは言った。
「うん!だってカッコいいじゃない!」
胸の前で指を組み、当然と言わんばかりだ。
「マリィ殿には、我輩の筋肉の素晴らしさが、分かってもらえるようですな」
賛同者を得て、アームストロングは嬉々とポーズをとった。
「そ、それはともかく」
エドワードは、ぎこちなく咳払いをした。
「アルの鎧と、魂の定着方法を知ってんのは俺だけだから。まずは、俺の腕を元に戻さないと」
「そうよねえ。錬金術の使えないエドワード君なんて」
大きなため息と共に、ホークアイが言うと
「ただの口の悪いガキッスね」
ハボックが同調する。
「くそ生意気な豆だ」
何故か楽しそうに、ヒューズが言った。
「無能だな。無能」
そして、マスタングが無表情にトドメを刺した。
それらを聞いていたアルフォンスが、泣きながら言った。
「ごめん、兄さん。フォロー出来ないよ!!」
無能で口の悪いくそ生意気な豆は、拳を振り上げて立ち上がる。
「だあーー!!お前らー!!!」
「ふ・・あはははっ!」
エドワードとマスタング達のやり取りに、マリーゴールドが笑い出した。
タッカー邸を訪れてから暗い顔をしていた彼女に、笑顔が戻る。
エドワードは、小さく安堵の息を洩らした。
「はあ~しょうがない。うちの整備士の所へ行って来るか」
ぼすっと音を立て、エドワードは腰を落とした。
そのエドワードを見下ろして、アームストロングが言った。
「うむ。では、その整備士の所まで、我輩が護衛を引き受けようではないか」
「はあ?何寝ぼけたこと言ってんだ。護衛なんていらねーよ」
首を捻って、エドワードはアームストロングを軽く睨む。
「ダメよ。また傷の男が襲って来るかもしれないし。それに、その身体じゃ、アルフォンス君を運べないでしょう?」
「う・・」
ホークアイの指摘に、言葉を失う。
「だったら、別に少佐じゃなくても」
ヒューズの顔を、ちらりと見る。彼は苦笑した。
「俺ぁ、仕事山積みだから、すぐに中央に帰らなきゃならん」
エドワードが次に視線を向けると、すぐにハボックは口を開く。
「あんなヤバいのから、守りきれる自信はないし」
「私が、東方司令部から離れるワケには行かないだろう」
マスタングがそう言うと、エドワードはイヤな顔をした。
「あんたには、頼まねーよ!」
「決まりだな」
「勝手に決めんなよ!!」
アームストロングが愉しげに頷く。
しかし、尚も抵抗を見せるエドワードに
「まだ駄々をこねるというなら、命令違反で軍法会議にかけるが。どうかね?」
少々ウンザリした顔で、マスタングが最後通告をした。
これには流石に、鋼の錬金術師も逆らえなかった。
「うおおっ!!汚え!!」
「そうと決まれば、早速荷造りだ。エドワード・エルリックも早く支度しろ。ハンカチを忘れるな」
「子供扱いするな!!」
.
