第3章 イーストシティの怪
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「ところでマリィ、どうしてここに?」
タッカー邸で待っていると思っていたのにと、アルフォンスは驚く。
「タッカー邸に、あなたたちを迎えに行ったのよ。そうしたら、マリィちゃんしかいない。それで彼女から事情を聞いて、急いで付近を捜索したの」
マリーゴールドに支えられて、エドワードは立ち上がった。
ホークアイが、自分の軍服をエドワードの肩に掛け、ふたりを雨から護る。
「タッカーさんは・・」
「それは今、ヒューズが調べている。生存を願ってはいるがーー」
マスタングの口振りに、エドワードは顔を曇らせた。
軍人のように格闘を学んだ訳ではないが、腕にはそれなりの自信がある。
その自分たちが、傷の男相手にはこの有り様だ。
タッカーの生存が危ういであろうことは、容易に想像出来た。
「それにしても、鋼の。レディに心配をかけるとはーーやはり男の風上にも置けんな」
しがみついて離れないマリーゴールドに、マスタングは目を細める。
エドワードは反論しかけたが、事実その通りなので、そっぽを向いてやり過ごした。
「兎も角。タッカー邸のことは我々に任せて、君たちはホテルで休みたまえ。詳しい話は明日、司令部で聴こう」
「アル、立てるか?」
左半身を砕かれたアルフォンスに、ハボックが手を差し伸べる。
その手を掴み、アルフォンスはヨロヨロと立ち上がった。
「スイマセン、ハボック少尉」
肩を借りて歩き出せば、鎧の欠片がボロボロと地面に落ちた。それを、エドワードは痛まし気に見つめる。
「さ、エドワード君も行きましょう」
ホークアイが、優しく肩に手を置いて言った。
「あぁ。マリィ、大丈夫だから・・もう泣くな」
「うん・・」
自分の右腕を隠すように抱きついているマリーゴールドに、囁いた。
ひどく怯えているーー何かあったのか?
エドワードは、じっとマリィを見つめた。
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