第3章 イーストシティの怪
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右肩から、強い電流が流れるような衝撃が走った。
「あーー」
その衝撃が身体中の神経に伝わったのは、すぐだった。
「ーー!!くっ!!」
声を上げることすら出来ず、エドワードは男の前に平伏した。
「に、兄さん!!」
今一度、悲鳴のようにエドワードの名を呼んだ。
動けない自分を、避難するかの如く。
しかし、動けたところであの男にかなうのか?
アルフォンスは、砕かれなかった右手を握りしめる。
「神に祈る間をやろう」
サングラスの奥から、冷たい視線で慈悲をかける。
雨に濡れる地面を見ながら、エドワードは呟いた。
「生憎だけど、祈りたい神サマがいないんでね。アンタが狙ってるのは、俺だけか?弟も殺す気か?」
「邪魔をするなら排除するが、今、用があるのは鋼の錬金術師。貴様だけだ」
男の短い髪や上着から、絶え間なく雫が落ちる。
エドワードも、びしょ濡れだった。
「そうか。じゃあ、約束しろ。弟には、手を出さないと」
「約束は守ろう」
それを聞いて、アルフォンスは必死に前へ進もうとする。
だが、立つことすら出来ずにすぐに片手をついた。
「兄さん!!何言ってんだよ!!逃げろよ!!立って逃げるんだよ!!」
弟の悲痛な叫びも耳に入らないのか、男はエドワードに左手を翳す。
エドワードも観念したのか、身動きひとつしない。
「滅ぶべしーー鋼の錬金術師!!」
「やめろーーやめてくれ!!やめろおおおおおおおおお!!!」
アルフォンスの声を、雨が掻き消したその時
ドンーーッ!!!!
湿った空気に、銃声が響いた。
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