第3章 イーストシティの怪
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記録を記したノートから、マリーゴールドは顔を上げた。
「タッカーさんも、赤い石のニセモノを持ってたんだ・・コーネロさんは、誰から手に入れたんだろう。何か書いてないかな」
更に、読み進める。
6
医学の進歩と同様
人類は進み続けることを、恐れてはならない
多少の犠牲はつきものなのだ
彼女も、それを望んでいたに違いない
私を、あれほど慕っていたのだから
「ーーー多少の犠牲はつきものなのだ。彼女も、それを望んでいたに違いない。私を、あれほど慕っていたのだから」
知らない内に、声に出して読んでいた。
「多少の犠牲はつきものなのだ」
ーーーの犠牲が必要なのだ
『 』
「彼女も、それを望んでいたに違いない」
ーーおまえもそれを、望んでいたではないか。ーーーのーーを
『 っ! !』
ーーあれほど慕っていたのだから
『 ぇっ!!』
「・・・お・・とう・・さ・・?」
薄暗い部屋 冷たい床
違う こんなんじゃない
こんなこと 望んでないーー!!!!
嫌だ ッ!!
マリィ!!!!
「ーーーッ!!」
ビクッと身体が震え、手にしていたノートが床へ落ちた。
「あ・・・」
背筋に悪寒がはしる。
寒くもないのに、身体が震えている。
怯えた眼で、書斎の中を見渡した。
静まり返る屋敷が、自分を視ている気がした。
「・・エド・・アル」
助けを求めるように、ふたりの名を呼んだ。
ノートを拾おうと腕をのばすと、細い腕に絡まる2つのブレスレットが、ぶつかり合ってカチリと音を立てた。
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