第3章 イーストシティの怪
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【記憶】
ふたりが茫然としていると、階段を降りて来る足音が聞こえてきた。
ハッとして振り返ったふたりの目に、マリーゴールドが映った。
「マリィ!起きて平気なのか!?」
「そうだよ、寝てなきゃ!」
驚いて駆け寄るふたりに、マリーゴールドは笑顔を向ける。
「大丈夫よ。心配かけてゴメンね。エド、ありがとう」
自分に掛けられていたコートを手渡す。
「あぁ・・本当に、平気なのか?」
訝し気に、エドワードは顔を覗き込んだ。
「うん。私も、手掛かりを探したいの」
まだ顔色はよくないが、コートを受け取った時に触れた指は、だいぶ体温が戻っていた。
エドワードは、彼女の言葉に頷く。
「わかった。俺たちはタッカーさんの研究室を、もうちょっと調べてみる。マリィは、書斎にある研究資料を調べてくれ。何かわかるかもしれない」
「うん、わかった。待ってるね、エド、アル」
手を振って、研究室から出て行く。
その後ろ姿に、アルフォンスも声を掛けた。
「すぐに戻るね、マリィ」
マリーゴールドが居なくなると、ふたりは研究室の奥へと進んだ。
アルフォンスが照明のスイッチを入れると、薄暗い明かりが灯る。
「ここは、錬成した合成獣を保管しておく部屋みたいだな」
「檻が壊れてるね。合成獣たちが、自分で壊して逃げちゃったのかな?」
檻の中を覗き込みながら、アルフォンスは言う。
部屋の中に積まれた檻は、鉄格子が曲がっていた。
「まさかタッカーさん、自分の造った合成獣に襲われちゃったんじゃーー」
振り返ると、エドワードは壁を向いていた。
「そうじゃない。見ろよ、これ」
エドワードが指差した壁には、大きな穴があいていた。砕けた破片が、辺り一面に飛散している。
「合成獣じゃ、こんな穴はあけられない。多分、この穴をあけたヤツに、タッカーさんは襲われたんだ」
ふたりは穴を覗き込んだ。水の流れる音が聞こえる。
「この先は、下水道に続いてるみたいだね」
「よし、行ってみるぞ、アル」
アルフォンスを見上げて言うと、彼はビクッと肩を跳ね上げた。
「えっ!?行くって、下水道に?で、で、でもっ!!」
躊躇うアルフォンスを尻目に、エドワードは暗い穴へ入って行く。
「何してんだよ、早く来いよ。置いてくぞ」
.
ふたりが茫然としていると、階段を降りて来る足音が聞こえてきた。
ハッとして振り返ったふたりの目に、マリーゴールドが映った。
「マリィ!起きて平気なのか!?」
「そうだよ、寝てなきゃ!」
驚いて駆け寄るふたりに、マリーゴールドは笑顔を向ける。
「大丈夫よ。心配かけてゴメンね。エド、ありがとう」
自分に掛けられていたコートを手渡す。
「あぁ・・本当に、平気なのか?」
訝し気に、エドワードは顔を覗き込んだ。
「うん。私も、手掛かりを探したいの」
まだ顔色はよくないが、コートを受け取った時に触れた指は、だいぶ体温が戻っていた。
エドワードは、彼女の言葉に頷く。
「わかった。俺たちはタッカーさんの研究室を、もうちょっと調べてみる。マリィは、書斎にある研究資料を調べてくれ。何かわかるかもしれない」
「うん、わかった。待ってるね、エド、アル」
手を振って、研究室から出て行く。
その後ろ姿に、アルフォンスも声を掛けた。
「すぐに戻るね、マリィ」
マリーゴールドが居なくなると、ふたりは研究室の奥へと進んだ。
アルフォンスが照明のスイッチを入れると、薄暗い明かりが灯る。
「ここは、錬成した合成獣を保管しておく部屋みたいだな」
「檻が壊れてるね。合成獣たちが、自分で壊して逃げちゃったのかな?」
檻の中を覗き込みながら、アルフォンスは言う。
部屋の中に積まれた檻は、鉄格子が曲がっていた。
「まさかタッカーさん、自分の造った合成獣に襲われちゃったんじゃーー」
振り返ると、エドワードは壁を向いていた。
「そうじゃない。見ろよ、これ」
エドワードが指差した壁には、大きな穴があいていた。砕けた破片が、辺り一面に飛散している。
「合成獣じゃ、こんな穴はあけられない。多分、この穴をあけたヤツに、タッカーさんは襲われたんだ」
ふたりは穴を覗き込んだ。水の流れる音が聞こえる。
「この先は、下水道に続いてるみたいだね」
「よし、行ってみるぞ、アル」
アルフォンスを見上げて言うと、彼はビクッと肩を跳ね上げた。
「えっ!?行くって、下水道に?で、で、でもっ!!」
躊躇うアルフォンスを尻目に、エドワードは暗い穴へ入って行く。
「何してんだよ、早く来いよ。置いてくぞ」
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