第3章 イーストシティの怪
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綴命の錬金術師 5
「兄さん、何か分かった?」
アルフォンスが、後を追って研究室へ降りて来た。
「アルかーーマリィは?」
「大丈夫だよ。大人しく寝てる。それより、何を読んでるの?」
横から、エドワードの手元を覗き込む。
「タッカーさんの日記だ。だけど、ほとんどのページが殴り書きされてて、よく読めねーんだ。とりあえず、読めるとこだけ読んでたとこ」
「ふ~ん・・」
来月は 年に二度の査定
このままでは 資格を奪われる
イヤだ 絶対に イヤだ
頭が痛い 研究も進まない
イライラする 飼い犬がウルサイ
頭が痛い イライラする
新たな実験材料を買う
犬 5 猿 5 鳥 5
ーーかわいいねーー 娘が言った
失敗作 腹が立つ 全て処分
焼く 燃やす 焼却 消滅
耳障りな悲鳴 欠陥品の分際で
ーーお父さんなら 大丈夫よーー
大丈夫よ 大丈夫よ 大丈夫よ
ニーナ もう 後がないんだ
あの時 彼女は分かってくれなかった
けど この子なら 分かってくれる
ーーアソボウヨ アソボウヨーー
2体目の錬成に 成功
「何なんだ、この日記は・・意味がよく分からないというか、マトモじゃないというか・・・」
得体のしれない恐怖に、エドワードの声が震えた。
足下から、ゾワゾワと、ザワザワと、虫が螺旋を描いて這い上がって来るような、実態のない恐怖。
それを感じとったのか、アルフォンスも怯えた声で呟く。
「なんか、怖いね・・」
「他に読めそうな所は・・・」
エドワードはページを捲る。
「ないな・・あとは、ミミズの這ったような字ばっかりだ」
その時、日記の間からスルリと何かが滑り落ちた。
カシャーーン
わずかに音を立てて、床を滑る。
「あれ?兄さん、日記の間から何か落ちたよ」
「あん?何だ?」
机の下に入り込んだモノを、屈んで拾い上げた。
アルフォンスは、驚きの声を上げる。
「これーー兄さん!!あの赤い石のカケラじゃない!?」
「まさか!タッカーさんも、コーネロと同じ賢者の石のニセモノを!?」
ふたりは、掌の上の赤いカケラを凝視する。
「ほら、ヒューズ中佐が言ってたじゃない。赤い石はたくさん造られて、世の中に出回ってるって」
まさか、イーストシティーで賢者の石のニセモノに出くわすとはーーー
夥 しい血痕
血に染まった錬成陣
行方がわからない錬金術師
インチキ教主が持っていた、赤い石と同じ石のカケラ
「この石を使って、何をしていたんだ。タッカーさんはーー」
.
「兄さん、何か分かった?」
アルフォンスが、後を追って研究室へ降りて来た。
「アルかーーマリィは?」
「大丈夫だよ。大人しく寝てる。それより、何を読んでるの?」
横から、エドワードの手元を覗き込む。
「タッカーさんの日記だ。だけど、ほとんどのページが殴り書きされてて、よく読めねーんだ。とりあえず、読めるとこだけ読んでたとこ」
「ふ~ん・・」
来月は 年に二度の査定
このままでは 資格を奪われる
イヤだ 絶対に イヤだ
頭が痛い 研究も進まない
イライラする 飼い犬がウルサイ
頭が痛い イライラする
新たな実験材料を買う
犬 5 猿 5 鳥 5
ーーかわいいねーー 娘が言った
失敗作 腹が立つ 全て処分
焼く 燃やす 焼却 消滅
耳障りな悲鳴 欠陥品の分際で
ーーお父さんなら 大丈夫よーー
大丈夫よ 大丈夫よ 大丈夫よ
ニーナ もう 後がないんだ
あの時 彼女は分かってくれなかった
けど この子なら 分かってくれる
ーーアソボウヨ アソボウヨーー
2体目の錬成に 成功
「何なんだ、この日記は・・意味がよく分からないというか、マトモじゃないというか・・・」
得体のしれない恐怖に、エドワードの声が震えた。
足下から、ゾワゾワと、ザワザワと、虫が螺旋を描いて這い上がって来るような、実態のない恐怖。
それを感じとったのか、アルフォンスも怯えた声で呟く。
「なんか、怖いね・・」
「他に読めそうな所は・・・」
エドワードはページを捲る。
「ないな・・あとは、ミミズの這ったような字ばっかりだ」
その時、日記の間からスルリと何かが滑り落ちた。
カシャーーン
わずかに音を立てて、床を滑る。
「あれ?兄さん、日記の間から何か落ちたよ」
「あん?何だ?」
机の下に入り込んだモノを、屈んで拾い上げた。
アルフォンスは、驚きの声を上げる。
「これーー兄さん!!あの赤い石のカケラじゃない!?」
「まさか!タッカーさんも、コーネロと同じ賢者の石のニセモノを!?」
ふたりは、掌の上の赤いカケラを凝視する。
「ほら、ヒューズ中佐が言ってたじゃない。赤い石はたくさん造られて、世の中に出回ってるって」
まさか、イーストシティーで賢者の石のニセモノに出くわすとはーーー
血に染まった錬成陣
行方がわからない錬金術師
インチキ教主が持っていた、赤い石と同じ石のカケラ
「この石を使って、何をしていたんだ。タッカーさんはーー」
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