第2章 テロリスト
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腕のランチャーを撃ってくると思い、アルフォンスはエドワードの前に出た。
しかし、銃にはナイフが仕込まれていた。そのナイフで、アルフォンスを何度も切りつける。
「おらおらおらー!!」
「うわあっ!!」
たまらず、後退る。鎧の胸部に、いくつも傷がついていた。
「野郎っ!!」
床に手をついたエドワードは、剣を錬成する。
それを翳して突進すると、ナイフではなく銃を撃ってきた。
「うわっ!?」
「兄さん!!」
横へ飛び、銃弾を避ける。
何か役に立ちたいと、錬成陣の描いてある手袋を填めていたマリーゴールドは、それを見て両手を転がっていた木炭に押しつける。
錬成したロケット花火が、甲高い音を立て眼帯の男を直撃した。その熱さに、腕を振り回す。
火が消えると、マリーゴールドを睨んだ。
「この野郎っ!!」
「ーーっ!!」
男がマリーゴールドに銃を向けた時、高く、乾いた音が後ろから聞こえた。
パキンッッ!!
「がああああっっ!!」
顔前に炎が上がり、後ろへ吹っ飛んだ。
処理室は、焦げ臭い煙りが立ち込める。服が焼けたのだろう。
「なっ!?」
腕で顔を覆っているエドワードの耳に、聞き覚えのある、よく通る声が聴こえた。
「手加減しておいた。これ以上レディに乱暴を働くのなら、次はケシ炭にするが?」
「うげっ、この嫌味ったらしい口調はーー」
エドワードは、露骨に嫌悪を示す。
だが、声の主はお構いなしに、カツカツと靴音をさせ姿を現す。
「これは妙な所で会うな、鋼の。
司令部へ来るように、命じた筈だがーーこんな所で遊んでいたのか。
おまけに、マリィを危険な目に合わせるとは。男の風上にも、置けんな」
靴音が、背後で止まる。
「うっせえ!どっかの誰かさんがしっかりしてねえから、こんな事件に巻き込まれんだろ」
エドワードのイヤミに、口の端を上げる。
「ド畜生め!てめえ何者だ!!」
危うくケシ炭になりかけた男が、思い切り叫んだ。
「私はロイ・マスタング。階級は大佐だ。そして、もうひとつーー焔の錬金術師だ。覚えておきたまえ」
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