第2章 テロリスト
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鈍い音を立て、機械が炎上した。
「きゃあっ!」
飛び散った火の粉に、マリーゴールドは、顔を庇いしゃがみこんだ。
「マリィ!」
「へっ!!ざまあみやがれ!!」
「このやろう!!」
「うごっ!!」
エドワードは、機械鎧の右手で殴り飛ばした。男は、白目を向いて倒れる。
「コイツ、余計なことしやがって」
大丈夫かと、マリーゴールドを覗き込む。
彼女がケガの無いことを確かめると、アルフォンスを振り返る。
「アル、錬成で直せそうか?」
黒こげになった装置を調べていたアルフォンスは、残念そうに呟いた。
「これは・・無理だね。いくつか部品が落ちて、流れちゃったみたいだし」
「そっかーーんじゃ、仕方ねーな」
何故か、嬉しそうにニヤリと笑った。
「やっぱ、ここは俺の出番かあ!!」
「えっ!?兄さん、いったい何を?」
「?」
不思議そうに見守る2人の前で、エドワードは両手を合わる。錬成反応の光が機械を覆う。
その光が治まると、そこには巨大な大砲があった。
エドワードは大砲に飛び乗ると、水門に狙いを定める。
ドォン!ドォン!
と、轟音が轟き、4つの水門は次々に落ちた。
「おっし!成功!!いやー流石は“俺”だな」
「成功じゃないよ!そんなことして、もしも水門ごと壊しちゃったら、どうする気だったの!?」
アルフォンスの罵声に、しどろもどろに言い訳をする。
「う・・いやっ、ほら、あれだ!でも、水門はちゃんと下りただろ!」
「そういう問題じゃないでしょ!いつも兄さんは無茶というか、無謀というか、慎重さに欠けるというかーー」
「・・・・・」
弟に説教される兄を見て、2人の力関係を悟るマリーゴールドだった。
「“身長さ“とはなんだ!」
「・・そうじゃなくて」
「アル・・」
マリーゴールドは、慰めるように、アルフォンスの腕を叩いた。
「ま、さっきの場所も、これで通れるようになってる筈だし。万事オッケイ♪ってコトでな。ほら、急ぐぞ!アル、マリィ!」
エドワードは、我先にと走って行く。
「ちょっと兄さん!ったくもうーー」
しょうがないなと、ボヤキながら後を追った。
裏路地に、足音が響いた。
のびている男たちの傍に、軍靴が止まる。
冷たい眼が、彼らを見下ろした。
「・・ふむ」
神経質そうな指が、顎に添えられた。
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