第2章 テロリスト
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奥へ進むと、T字路にぶつかった。
「兄さん、ボクは右を見るよ」
「わかった。マリィは、俺と左だ」
「うん」
3人は、二手に別れる。
肩を並べて歩く2人を、見送っていたアルフォンスは、くるりと踵を返すと走り出した。
道に沿ったフェンスの向こうに、腐りかけた材木や廃屋が見える。
そんなうらぶれた道をしばらく歩いていると、マリーゴールドは徐に口を開く。
「ねえ、エド。アルは、鎧に魂が定着してるんだよね・・」
「あ?あぁ、そうだ。鎧の中に印が描いてあって、それが魂を繋ぎ止めてる。それが、どうかしたのか?」
突然の問いに、わずかに眉を顰める。
「魂って、どんなモノにも定着するのかな・・?」
「術者の力量も、関係してるかもしれないが・・
アルの魂が鎧に定着したのは、運が良かったとしか言えないな。何でだ?マリィ」
「え!?あ・・何でだろ。急に・・訊きたくなったっていうか」
しどろもどろに話すマリーゴールドを、エドワードは見つめる。
彼から視線を逸らしたマリーゴールドは、脇道に目をやる。
「あ!エド。ちょっと、あれ見て!」
「ん?マンホールか?」
この先は行き止まりだ。右に居なければ、後は地下。
「中は、下水道みたいね。ここに逃げ込んだのかな?」
膝に両手をついて前かがみになると、蓋のズレたマンホールを覗き込む。
「可能性はあるな。道は行き止まりだし。取りあえず、アルが戻ったら降りてみようぜ。今なら、まだ間に合うかもしれない」
そう言っていると、ガチャガチャと足音が聞こえて来る。
「兄さ~ん」
姿を現したのは、やはりアルフォンスだった。
「あっちには、誰もいなかったよ。道も行き止まり」
ヤッパリと、マリーゴールドもエドワードを見る。
「こっちもだ。で、これを見つけた」
指の先にあるマンホールに、アルフォンスは口籠もりながら訊いた。
「は、入るの?」
「後は、ここだけだからな」
「う、うん・・」
どことなく、厭そうな顔で頷いた。
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