第2章 テロリスト
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人混みを掻き分けて、人気のない裏路地に入る。
進んで行くと狭い路地に、見るからに胡散臭い男が3人屯っていた。皆、屈強そうだ。
その中の1人が、エドワードたちに気づいた。
「ん?なんだ、おまえら?」
振り向いて凄んだが、エドワードはお構いなしに近寄る。
「ねえ、ちょっと聞きたいんだけどさ。こっちに、怪しい男が来なかった?」
「怪しい男?俺たちは忙しいんだ。遊ぶなら、他の場所に行け」
けんもほろろに断られるが、マリーゴールドは食い下がる。
「右目に、眼帯をした人なの」
一瞬だけ見えた、黒い眼帯。驚きも何もない、無表情な顔。
「多分、こっちの方に来てると思うんです」
「そいつ、軍の車を爆破した、犯人かもしれねーんだ」
エドワードの推察に、男の顔色が変わる。後ろの男たちも、3人を睨みつける。
「コイツら、バルドを追って来たのか!?」
男の呟きに、耳をそばだてる。
「え?何だって?よく聞こえないんだけど」
聞き返すエドワードに、男はわざとらしくため息をついた。
「可哀相に。余計なことに、首を突っ込んだばかりになぁーー」
それを合図に、男は銃を取り出した。後ろはナイフだ。
「わわっ!?に、兄さん、この人たち武器を!!」
「さっきの爆発といい、コイツといい。イーストシティも、随分物騒な街になったもんだな」
エドワードは、右手でマリーゴールドを背中に庇う。
「お前らを、このまま行かせるわけにはいかない。悪く思うなよ、小僧!!」
向かってくる男たちの前で、エドワードは両手を合わせた。
すぐ傍にある、使い棄てられたドラム缶に手を着ける。すると、ドラム缶が錬成反応の光に包まれた。
“ゴンッ!!”
“ゴンッ!!”
“ゴンッ!!”
甲高い音が、路地に響く。
脳天にタライの直撃を食らった男たちは、気を失い倒れた。
「コイツら誰だ?急に襲って来やがって」
腕を組みながら、エドワードが言った。アルフォンスは、兄を見下ろす。
「眼帯をした人のことを尋ねたら、襲って来たし。やっぱり、仲間じゃない?」
2人は、話しながら歩き出す。
マリーゴールドは立ち止まったまま、エドワードに尋ねる。
「エド。この人たち、このままでいいの?」
指差す先には、のびている男たちがいる。エドワードは顔だけ向ける。
「ま、当分は気絶してるだろ。それより、あの男を探そうぜ。まだきっと、この辺にいる筈だ」
「うん」
今度は邪魔だって、言わないんだねーー
嬉しそうに後を追った。
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