第1章 リオール
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赤い指輪 4
進んで行くと、通路の途中に、日が差し込んでいる箇所が見える。
「ねえ、扉が開いてるんじゃない?」
案の定、大広場へ出られる扉だった。アルフォンスは困惑する。
「この先は、大広場だよ。神殿を捨てて、外へ逃げたのかな?」
爪先立ちで、大広場を見渡しているエドワードが、人影を見つける。
「あっ!!いやがった!!」
云うや否や、一目散に走って行く。
「あっ、兄さん!」
「待って!」
2人も、後を追った。
「やあっと追いついたぞ!このインチキ教主!!もう逃がさねーぞ!!」
コーネロは、先程、“奇跡の業”を披露した舞台に立っていた。
「ふははははっ!のこのこ後を追ってくるとは。やはり、まだまだガキよ!まんまと我が策略に、引っ掛かりおったわ!!」
鼻息も荒く、まくし立てるエドワードを、コーネロは嘲笑った。
「ぁあ?策略ぅ?」
「見よ!これが、神の力よ!!」
コーネロが指輪を翳すと、大広場の四隅に置かれている、太陽神の石像が動き出した。
「うおっ!!」
「ええっ!」
「石像が動いてる!!」
音を立てて歩いて来る石像に囲まれ、3人は、大広場の中心に固まった。
「わはははは!!見たか!これぞ我が力!!」
自分の力は、神と等しいーー
そう、云いたいのだろう。
「国家錬金術師と云えど、これにはかなうまい!
お前たちを倒し、今こそ私は、神となる!!」
コーネロの傲慢に、3人は唖然とする。
神さまなんて、いない
どんなに祈ってもーーー私の願いを叶えてくれなかった
私の願いーー?
私ーー何を願ったの?
.
進んで行くと、通路の途中に、日が差し込んでいる箇所が見える。
「ねえ、扉が開いてるんじゃない?」
案の定、大広場へ出られる扉だった。アルフォンスは困惑する。
「この先は、大広場だよ。神殿を捨てて、外へ逃げたのかな?」
爪先立ちで、大広場を見渡しているエドワードが、人影を見つける。
「あっ!!いやがった!!」
云うや否や、一目散に走って行く。
「あっ、兄さん!」
「待って!」
2人も、後を追った。
「やあっと追いついたぞ!このインチキ教主!!もう逃がさねーぞ!!」
コーネロは、先程、“奇跡の業”を披露した舞台に立っていた。
「ふははははっ!のこのこ後を追ってくるとは。やはり、まだまだガキよ!まんまと我が策略に、引っ掛かりおったわ!!」
鼻息も荒く、まくし立てるエドワードを、コーネロは嘲笑った。
「ぁあ?策略ぅ?」
「見よ!これが、神の力よ!!」
コーネロが指輪を翳すと、大広場の四隅に置かれている、太陽神の石像が動き出した。
「うおっ!!」
「ええっ!」
「石像が動いてる!!」
音を立てて歩いて来る石像に囲まれ、3人は、大広場の中心に固まった。
「わはははは!!見たか!これぞ我が力!!」
自分の力は、神と等しいーー
そう、云いたいのだろう。
「国家錬金術師と云えど、これにはかなうまい!
お前たちを倒し、今こそ私は、神となる!!」
コーネロの傲慢に、3人は唖然とする。
神さまなんて、いない
どんなに祈ってもーーー私の願いを叶えてくれなかった
私の願いーー?
私ーー何を願ったの?
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