プロローグ
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向かいに座っている若い男女を、信じられないと見つめる。
「本当に、そんなことが出来るのか!?」
血走った目を見張り、握り締めた拳がわなわなと震える。
「信じるも信じないも、お前の勝手だ」
男は、抑揚のない声で告げた。
しかし、尚も疑いの眼差しを向ける、この屋敷の主に
「だが、確かな証しが、お前の目の前にいる」
寄り添うように、ひっそりと座る女を凝視した。
死んだ妻に、面差しが似ている。
もう、この男の言うことに、賭けるしかないのかーー
「頼む!必要な物は、何でも揃える!」
その言葉を、男は無表情に問い直す。
「何でも用意ーー出来るのか?」
「ああ!何を揃えればいいんだ?何なりと言ってくれ!」
・・
「どんなーーモノでもか?」
「ああ!」
男の言葉に、即答した。
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