最終章 赤い涙
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「ーーさんーーマリィ!ーー兄さん!ーー兄さん!!」
「ーーっ!!」
アルフォンスの声に、ハッと顔を上げる。
「・・アーール?」
「兄さん、 マリィ 、急にどうしちゃったの?」
「え?」
「ビックリしたよ。2人とも、呼び掛けても何の反応もないんだから」
「そうか。俺たち、この赤い石に触れた瞬間、立ったまま気を失ってーー」
「・・・・」
マリーゴールドも、意識をはっきりさせるように頭を振る。その時ドオォォーーンと音が響いた。
「ーー!!今のは!?」
天井が激しく揺れ、パラパラと小さな石が落ちてくる。4人は上を見た。
「あの3人だ。クロウリーを必死で抑えてくれているがーーそれも時間の問題だ。急げ小僧。その石を早く壊すんだ!!」
急かすアーレンに、エドワードは困惑を浮かべる。
「壊すったってーーそうしたくても、どうすりゃ壊せるかわかんねーんだよ!!」
「ちっ!!早くそれを言えってんだ。どこかに壊す方法が書いてーーーあった!!」
探し始めたアーレンは、台座に刻まれた古代文字を直ぐに見つけた。
随分と、わかりやすいところに書いてあるもんだと呟きながら、解読を始める。
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