最終章 赤い涙
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「ーーーエド・・リオールで、自分は咎人だって言ったよね・・覚えてる?」
赤い石が写し出す映像が消えると、マリーゴールドが云った。
不思議と、落ち着いていた。
エドワードも静かに返事をする。
「あぁ・・」
「私もーー咎人だったんだ・・ううん、エドとアルは、誰も犠牲にしなかった。私が、今こうしていられるのは、たくさんの人たちを犠牲にしたから・・」
うつ向いた マリーゴールド は、眼を閉じた。
「エド・・赤い石を壊して」
「 マリィ ーー」
「もう、終わらせて」
「ーー!!」
不意に抱きついてきたマリーゴールドを、エドワードは抱き締めた。
「お願いーーエドを好きなままでーーエドが好きなマリーゴールドの姿のままで、逝かせてーー」
耳元で囁く声に、頷く。そうーーするしかなかった。
「・・・わかった」
「エド・・大好き・・・」
「あぁ・・俺もだーー」
ふたりの意思を確認したかのように赤い石は消え、また光りに包まれた。
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