第10章 赤きエリクシルの悪魔
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「俺とアンタを一緒にすんな!!アンタみたいなマネをして、誰が幸せになれるもんかっ!!」
そうだ、クロウリーとは違う。
自分が道を踏み外しそうになれば、止めてくれる人がいる。
命を掛けてーーあの青い背は、そういう背だ。
「ならば・・何か他に道があるのか?お前なら、別の道を歩むとでも云うのか?エドワード・エルリック」
「俺は、エルマさんと約束した。何があっても、アンタを止める。
別の道があるかわからねえ。だがひとつハッキリしてることはーー
クロウリー!!テメェの進んで来た道は、大間違いだってことだ!!
テメェだけは、俺のこの拳でぶっ飛ばさねぇと気がすまねえ!!!」
「お前に、私の邪魔など出来まい。我がエリクシルのためーーその身を捧げよっ!!!」
右手をキツく握りしめ、クロウリーに向かって走る。
「このーーっ!!」
錬成陣が青白く光り、転送の間にマスタングたちが現れた。通路の先の気配を探りながら、マスタングは言った。
「静かだな・・」
「エドワード君たちは、先に進んだのでしょうか?」
銃を手に、ホークアイも目線を動かす。
「だろうな。じっとしている彼らではあるまい。追うぞ」
「はい」
靴音を響かせ、3人は進んだ。数時間前、エドワードたちが歩いた通路を。
やがて、彼らも王妃の間にたどり着いた。
先ほどまでの、重く乾いた空気が一変する。
柔らかな日差し溢れる、優しさを感じる部屋。
だが、足元に敷き詰められた花壇は無惨に踏み荒らされ、美しかったであろう花花はすっかり散っていた。
そんな部屋の中央に、アーレンは膝をついていた。
彼の前には、小さな砂山がある。
「グロースターさんーー」
マスタングの声に、アーレンはハッと顔を上げ、頬の辺りを拳で擦る。
「どこかお怪我を?」
ホークアイの気遣いに、慌てて立ち上がった。
「いや、何でもない。小僧どもは先に行った。この先に、クロウリーがいるはずだ」
クロウリーがいるーーー
その言葉に、マスタングの顔が険しくなる。
「急ぐぞ」
「はい」
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