第1章 リオール
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欺瞞2
ロゼの口ききで、神殿の中へ入ることが出来た。
しばらく待たされたが、無事に、神殿内の聖堂へ案内される。
聖堂には、コーネロの側近が待っていた。
「教主様は、お忙しい方です。他ならぬロゼの頼みとはいえ、あなた方は運がいい」
言葉使いは丁寧だったが、歓迎されているとは思えなかった。
それでも、エドワードは少しも悪びれず
「悪いね~なるべく、長話しないようにするからさ」
「ええ。すぐ、終わらせてしまいましょう。このように!!」
言うなり、服の下から短銃を取り出した。有無を言わさず、発砲する。
弾は、アルフォンスの頭を吹っ飛とばした。
反動で、体が仰向けに倒れる。他の側近たちも、ライフルを手にした。
「アル!」
マリーゴールドが叫ぶと
「師兄!何をなさるのですか!?」
ロゼが、声を荒げて行為を咎める。
「教主様が、お許しになられたのだ。邪悪な異教徒に、神の鉄槌は下った!ロゼ、これは神の意志なのだよ」
「アル!しっかりして!」
マリーゴールドがアルフォンスに駆け寄ると、鎧の中から声が響いた。
「ふ~ん、ひどい神様がいるもんだね」
「ぬっ!誰だ!?」
頭のない鎧が、むっくりと起き上がる。
「何いいいっ!!」
「どうして?」
マリーゴールドは、床に転がった頭と、起き上がった体を交互に見る。
「中身がないーー空っぽ?」
「一体、どうなって?」
ロゼも、驚きを隠せない。
「ふ~」
アルフォンスは、自分の頭を拾い上げた。
「これはね、神の聖域とやらに踏み込んだ、罰とかいうやつさ。ボクも、兄さんもね」
訳がわからず、マリーゴールドとロゼは2人を見つめる。
「え?」
「エドワードも?」
エドワードは、黙って俯いた。
「くっ!化け物め!殺せ!奴らを殺すのだ!」
側近はそう命令すると、自ら短銃を構えた。
「ようやく、本性見せがやったな!いくぞ、アル!!」
「マリィ!外へ逃げて!」
「う、うん!」
マリーゴールドは扉を開こうとした。
だが、外から鍵を掛けられたのか、ビクともしない。
「ーー開かない」
扉の傍にいるマリーゴールドにも、長い棒を持った信者が近づいて来た。
エドワードたちは、銃を持った側近たちを相手に戦っている。
助けてくれと、呼ぶわけにはいかない。
マリーゴールドは、スカートのポケットから、白い手袋を取り出した。
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ロゼの口ききで、神殿の中へ入ることが出来た。
しばらく待たされたが、無事に、神殿内の聖堂へ案内される。
聖堂には、コーネロの側近が待っていた。
「教主様は、お忙しい方です。他ならぬロゼの頼みとはいえ、あなた方は運がいい」
言葉使いは丁寧だったが、歓迎されているとは思えなかった。
それでも、エドワードは少しも悪びれず
「悪いね~なるべく、長話しないようにするからさ」
「ええ。すぐ、終わらせてしまいましょう。このように!!」
言うなり、服の下から短銃を取り出した。有無を言わさず、発砲する。
弾は、アルフォンスの頭を吹っ飛とばした。
反動で、体が仰向けに倒れる。他の側近たちも、ライフルを手にした。
「アル!」
マリーゴールドが叫ぶと
「師兄!何をなさるのですか!?」
ロゼが、声を荒げて行為を咎める。
「教主様が、お許しになられたのだ。邪悪な異教徒に、神の鉄槌は下った!ロゼ、これは神の意志なのだよ」
「アル!しっかりして!」
マリーゴールドがアルフォンスに駆け寄ると、鎧の中から声が響いた。
「ふ~ん、ひどい神様がいるもんだね」
「ぬっ!誰だ!?」
頭のない鎧が、むっくりと起き上がる。
「何いいいっ!!」
「どうして?」
マリーゴールドは、床に転がった頭と、起き上がった体を交互に見る。
「中身がないーー空っぽ?」
「一体、どうなって?」
ロゼも、驚きを隠せない。
「ふ~」
アルフォンスは、自分の頭を拾い上げた。
「これはね、神の聖域とやらに踏み込んだ、罰とかいうやつさ。ボクも、兄さんもね」
訳がわからず、マリーゴールドとロゼは2人を見つめる。
「え?」
「エドワードも?」
エドワードは、黙って俯いた。
「くっ!化け物め!殺せ!奴らを殺すのだ!」
側近はそう命令すると、自ら短銃を構えた。
「ようやく、本性見せがやったな!いくぞ、アル!!」
「マリィ!外へ逃げて!」
「う、うん!」
マリーゴールドは扉を開こうとした。
だが、外から鍵を掛けられたのか、ビクともしない。
「ーー開かない」
扉の傍にいるマリーゴールドにも、長い棒を持った信者が近づいて来た。
エドワードたちは、銃を持った側近たちを相手に戦っている。
助けてくれと、呼ぶわけにはいかない。
マリーゴールドは、スカートのポケットから、白い手袋を取り出した。
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